キャバリアーズが延長でラプターズを撃破 敵地で先勝 ジェームズはトリプルダブル
2018年05月02日 12:34
バスケット
5分間の延長に入ると、この日19得点のカイル・コーバー(37)が開始37秒に5本目の3点シュートを成功。この試合で初めてリードを奪った。1分58秒にはJR・スミス(32)も長距離砲をサク烈させ、第4Qまでとはうってかわってキャバリアーズが終始リード。残り3・4秒、ラプターズのフレッド・バンブリート(24)の3点シュートがリングに嫌われたところで勝負は決した。
スミスは20得点、ケビン・ラブ(29)は7得点ながら13リバウンドを記録するなどジェームズ以外の先発陣も奮闘。ベンチから出たセンターのトリスタン・トンプソン(27)も14得点、12リバウンドのダブルダブルをマークし、要所でも貴重なオフェンス・リバウンドをキープした。
過去2シーズンのプレーオフでいずれもキャバリアーズの前に屈しているラプターズは勝てた試合を逃した形。中1日のキャバリアーズに対し、ウィザーズを4勝2敗で退けてから中4日での試合だったが、ホームと日程のアドバンテージを生かせなかった。
第4Q終了間際に追いつかれたあとの残り2・6秒、バンブリートの外したシュートをゴール下でデマー・デローザン(28)、CJ・マイルズ(31)、ジョナス・バランチューナス(25)の3人が押し込もうとしたが、なんと3人ともシュート・ミス。これが入っていれば勝利は確実だったが、ダンク以外では“最短距離”となる3本のシュートはすべて入らなかった。
第4Qでのフィールドゴール(FG)は24本放って成功はわずかに5本のみ。デローザンは22得点、カイル・ラウリー(32)は18得点と10アシストをマークし、センターのバランチューナスも21得点、21リバウンドと地元ファンの声援を受けて活躍したが、土壇場での詰めを欠いて手痛い星を落とした。
なおこのシリーズの第2戦は3日(日本時間4日)にトロントで行われる。
<チーム記録>
▼FG成功率=キャバリアーズ(41・2%)、ラプターズ(43・3%)
▼3点シュート成功率=キャバリアーズ(40・0%)、ラプターズ(32・1%)
▼FT成功率=キャバリアーズ(71・4%)、ラプターズ(80・6%)
▼リバウンド=キャバリアーズ(45)、ラプターズ(49)
▼アシスト=キャバリアーズ(25)、ラプターズ(26)
▼ターンオーバー=キャバリアーズ(6)、ラプターズ(14)
▼速攻ポイント=キャバリアーズ(12)、ラプターズ(11)
▼ペイント内ポイント=キャバリアーズ(40)、ラプターズ(50)
▼ベンチスコア=キャバリアーズ(37)、ラプターズ(35)
<個人記録>
▼チーム最多得点=ジェームズ(キャバリアーズ=26)、デローザン(ラプターズ=22)
▼チーム最多リバウンド=ラブ(キャバリアーズ=13)、バランチューナス(ラプターズ=21)
▼チーム最多アシスト=ジェームズ(キャバリアーズ=13)、ラウリー(ラプターズ=10)