ロケッツが第2戦を制して1勝1敗 ゴードンが6本の3点シュートを成功 初戦不振のタッカーも活躍

2018年05月17日 13:10

バスケット

ロケッツが第2戦を制して1勝1敗 ゴードンが6本の3点シュートを成功 初戦不振のタッカーも活躍
大活躍を見せたロケッツのゴードン(AP) Photo By AP
 NBA西地区決勝の第2戦が16日(日本時間17日)にヒューストンで行われ、1位のロケッツが2位ウォリアーズを127―105(前半64―50)で下して1勝1敗。前半で14点のリードを奪い、3点シュートを42本中16本成功させて“空中戦”を制した。
 シックスマン賞の最終候補に残ったエリック・ゴードン(29)が9本中6本の3点シュートを成功させて27得点をマーク。シーズンMVPの最終候補となったジェームズ・ハーデン(28)は3点シュートこそ15本中3本の成功に終わったが、それでも27得点と10リバウンドを記録して勝利に貢献した。

 14日の第1戦で先発しながら1得点という不本意な内容だった先発フォワードのPJ・タッカー(33)は、フィールドゴール(FG)を9本中8本(3点シュートは6本中5本)決めてプレーオフでは自己最多の22得点。マイク・ダントーニ監督(67)は初戦でFG6本すべてを外して無得点に終わったルーク・バームーテ(31)をこの日も第1Q途中でに起用したが、3本のFGを全部失敗すると以後、勝負が決した第4Qの残り3分49秒まで7人による少数精鋭のローテーションで乗り切った。

 クリス・ポール(33)は右足を痛めながらも34分で16得点と6アシストを記録。ベンチ・プレーヤーは事実上、ゴードンと15分出場したジェラルド・グリーン(32)の2人だけとなったが、効果的なオフェンスに加え、徹底したハードなディフェンスでウォリアーズの反撃機を摘み取った。

 ウォリアーズはケビン・デュラント(29)が38得点を挙げたが、勝負どころの第4Qでのチームスコアは26―32。119―106で勝った初戦とは違って最後までいい流れを作れなかった。

 ステフィン・カリー(30)は34分の出場で16得点、7リバウンド、7アシスト。今季の成功率が42・3%だった3点シュートは8本中1本しか決まらず、ロケッツとの2戦合計では13本中成功は2本のみとなった。

 3点シュートのプレーオフ連続成功記録は「81試合」に更新したが、ロケッツはボール・ハンドラーのマークをスクリーンを使って守備力に難点があるカリーにスイッチさせる戦術を徹底させているため、カリーはディフェンスで体力を消耗。それがシュートの精度を落とす一因になったようだ。

 カリーが不調の際の“安全弁”となるべきクレイ・トンプソン(28)も37分出場しながら、今プレーオフで自己最少の8得点どまり。アウトサイドのシュートを得意とする「スプラッシュ・ブラザーズ」のつぶし方を教えてしまったような試合となっただけに、地元オークランドで迎える第3戦では、それに対抗する新たな方策が必要になるだろう。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ロケッツ(51・1%)、ウォリアーズ(45・2%)

 ▼3点シュート成功率=ロケッツ(38・1%)、ウォリアーズ(27・6%)

 ▼FT成功率=ロケッツ(77・8%)、ウォリアーズ(81・8%)

 ▼リバウンド=ロケッツ(47)、ウォリアーズ(36)

 ▼アシスト=ロケッツ(23)、ウォリアーズ(20)

 ▼ターンオーバー=ロケッツ(13)、ウォリアーズ(15)

 ▼速攻ポイント=ロケッツ(12)、ウォリアーズ(7)

 ▼ペイント内ポイント=ロケッツ(56)、ウォリアー(50)

 ▼ベンチスコア=ロケッツ(38)、ウォリアーズ(32)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ハーデン、ゴードン(ロケッツ=各27)、デュラント(ウォリアーズ=38)

 ▼チーム最多リバウンド=カペラ、ハーデン(ロケッツ=各10)、グリーン、デュラント(ウォリアーズ=各6)

 ▼チーム最多アシスト=アリーザ、ポール(ロケッツ=各6)、カリー(ウォリアーズ=7)

 <西地区決勝の日程>

 ▼第3戦(20日=オークランド)

 ▼第4戦(22日=オークランド)

 ▼第5戦(24日=ヒューストン)

 ▼第6戦(26日=オークランド)

 ▼第7戦(28日=ヒューストン)

 *日付は現地時間

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