“強カワ・ランナー”北村夢 800M連覇「ラストは突っ走っていきました」

2018年06月24日 21:58

陸上

“強カワ・ランナー”北村夢 800M連覇「ラストは突っ走っていきました」
女子800メートル決勝 優勝した北村夢(18) Photo By 共同
 【陸上・日本選手権女子800メートル ( 2018年6月24日    維新みらいふスタジアム )】 タレントの三戸なつめ似の“強カワ・ランナー”北村夢(22=エディオン)が連覇を果たした。残り200メートル付近からギアを上げ、2分2秒54。2位の塩見に差をつけた。
 「最後の200メートルあたりから自分で行こうと思っていました。ラストは突っ走っていきました」

 2月後半から3月中旬にかけて右膝の痛みに苦しんだ。復帰後は短い距離しか走れず、この種目に必要なスタミナに不安が残った。今大会に向けて、長めの距離を走り込み、99年生まれの川田、塩見に女王の座を譲らなかった。

 アジア大会代表も確実とした。「日の丸を付けたことは1度しかない。これからもっと日本代表に選ばれるように力を付けないと」。日本女子でまだ誰も出したことがない1分台は「自分が最初に」と胸に秘めつつ、この種目の活性化を切に願っている。

 「男女ともに中距離は知られていないところがある。しっかり走って、こういう選手がいるんだなと思ってもらいたい」

 弾ける笑顔。本人が望まなくとも、記録、活躍が重なれば、注目を集める素材であることは間違いなさそうだ。 

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