【砂村光信 視点】サンウルブズ=日本代表で継続的強化の成果

2018年06月24日 08:35

ラグビー

【砂村光信 視点】サンウルブズ=日本代表で継続的強化の成果
<日本・ジョージア>後半9分、トライを決めたファンデルヴァルト(中央下)に駆け寄る日本代表フィフティーン (撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 【ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2018第3戦   日本28―0ジョージア ( 2018年6月23日    豊田スタジアム )】 相手アタックのレベルが低かったことを差し引いても無失点は価値がある。従来はセットプレーでもモールでも苦しめられていた体格の大きな相手に当たり負けせず、普通に勝てるようになった。
 ディフェンスに安定感が出てきた。イタリアとの2試合を含め、この3試合で大きくゲインされたシーンはほとんどない。外側から前へ速く出るため、従来はインサイドに入ってきた相手にギャップを突かれていたが、内側からのカバーが機能して抜かれなくなった。今季、サンウルブズ=日本代表の体制で継続的に強化した成果が出ている。

 ただ、ジョージアはイタリアのようなオフロードパス(タックルを受けながら出すパス)の攻撃がなかった。日本も雨を考慮してキックが攻撃の中心だった。だが、ティア1(世界トップ10)のチームはどんな天候でもオフロードでどんどん攻めてくる。日本も今後、常にオフロードが使えるような戦い方のレベルアップを期待したい。次の対戦相手がニュージーランドであることを考えれば、なおさらだ。(元U―23日本代表監督)

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