日大監督候補に水野氏他薦 京大で実績「請われればお役に立ちたい」

2018年06月29日 12:00

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 悪質な反則問題があった日本大アメリカンフットボール部の監督候補として、京都大元監督の水野弥一氏(78)が他薦されたことが29日、関係者への取材で分かった。日大は28日まで新指導陣を公募していた。関係者によると、立命館大元監督で日本協会の平井英嗣理事らが推薦人となった。
 水野氏は京大を指導して強豪に育て上げ、学生王者に6度、日本一に4度導いた実績があり、現在は立教大のシニアアドバイザー。既に、日大OBからの要請を受け、選手の代表、保護者、OBらに指導理念を説明した。

 取材に対し、水野氏は「日大のような立派なチームが低迷するのは喜ばしいことではない。フットボールに対しての損失になる。請われればお役に立ちたいと思っている」と話した。ただ、水野氏が要望するコーチ陣や指導環境などを大学側が受け入れるかは不明で、折り合わない可能性もある。

 日大は29日、監督とコーチの公募に外国人7人を含む69人の応募があったことを明らかにした。今後、選考委員会を立ち上げて指導陣を選ぶ方針。しかし、関東学生連盟は選考過程が不透明などとして懸念を表明している。

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