悪質タックル指示「指導者の主張正しい」回答ゼロ 第三者委がアンケート結果報告

2018年06月29日 15:14

アメフト

悪質タックル指示「指導者の主張正しい」回答ゼロ 第三者委がアンケート結果報告
内田正人氏 Photo By スポニチ
 日大アメリカンフットボール部の悪質な反則問題を調査している日大の第三者委員会は29日、東京都内で記者会見を開き、調査内容の中間報告を公表。関学大QB選手に危険なタックルを浴びせた選手に対し、内田正人前監督、井上奨(つとむ)前コーチによる指示があったことを認定した。
 会見では、調査の中で行った学生145人へのアンケート調査の結果についても報告した。

 この日までに145人中、120人の回答があったという。「内田・井上両氏へ指導などに対して意見を述べることができたか」との問いに対し、94%にあたる113人が「できなかった」と回答。また、選手の反則プレーの後に、両氏による反則へのコメントの有無については、87%の104人が「あった」と答えたという。

 また、反則の指示について「指導者の主張の方が正しい」と回答した学生が0人だったとことも明かし、この結果に同委員会の勝丸充啓委員長が「正直驚かされた」と語った一幕も。また、部を改善していく上で「悪い伝統を排除する」「監督・コーチの距離を縮めて意見交換ができる環境に」などの意見があったことも紹介した。

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