塚原本部長不在で代表候補合宿終了も パワハラ問題影響危惧

2018年09月02日 05:30

体操

塚原本部長不在で代表候補合宿終了も パワハラ問題影響危惧
都内の自宅から出発する塚原副会長(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 体操女子の宮川紗江(18)からパワハラ告発された日本協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)が不在のまま、世界選手権(10月25日開幕、カタール・ドーハ)の代表候補合宿が終了する可能性が1日、浮上した。この日、都内の自宅前で同本部長の妹と名乗る女性が、「姉(千恵子本部長)は今日(1日)、明日(2日)と家から一歩も出ない」と明かした。
 都内での代表候補合宿は、8月27日にスタート。翌28日には実戦を想定した試技会も行われたが、千恵子本部長は前日(31日)、この日と姿を見せず、最終日の2日も不在となる見通しとなった。本番までに、まだ合宿の機会は残されている。宮川も当初は世界選手権代表候補に名を連ねていたが、今回の合宿には初日から不参加。8月29日の会見では代表候補を辞退することを表明している。

 同じく宮川からパワハラを告発された千恵子本部長の夫、光男副会長(70)はこの日の早朝に外出した。同本部長の妹という女性は、「1泊で出かけた」と説明。日本協会は8月30日に、パワハラの有無を調査するための第三者委員会を設置することを決定し、速やかに人選を進めるとした。現在は宮川と塚原夫妻の主張が真っ向から対立。大舞台への影響を最小限にするためにも、早急な真相解明が必要となる。

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