比菜、1差3位発進!10代2勝で失格の無念晴らす

2018年09月15日 05:30

ゴルフ

比菜、1差3位発進!10代2勝で失格の無念晴らす
16番でティーショットを放つ新垣は5アンダーで3位発進(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー マンシングウェア東海クラシック第1日 ( 2018年9月14日    愛知県新南愛知CC美浜CC=6446ヤード、パー72 )】 “黄金世代”の新垣比菜(19=ダイキン工業)が雨の中、5アンダー、67をマーク。首位に1打差の3位につけ、4月のサイバーエージェントに続くツアー2勝目へ好スタートを切った。賞金女王・鈴木愛(24=セールスフォース)と復調気配を見せる香妻琴乃(26=サマンサタバサ)が6アンダーで首位を並走している。
 眼前で“女王のゴルフ”を見せつける鈴木を懸命に追いかけた。ツアー2勝目を目指す新垣の猛チャージ。17番で5メートルのバーディーパットを沈めると、一時3打まで開いたその差はわずか1打に。気がつけば女王の背中はすぐ目の前にあった。

 「やっぱりうまいですね。ついていけば自分も上位に行けるかなと思って」。いつも微笑をたたえながら穏やかな口調で話す。今週はいつものハウスキャディーではなくイ・ボミの賞金女王時代を支えた清水重憲氏を帯同し「勉強になるのでいろいろ頭に入れてます」というが「具体的には」と問われると「…」と再び笑みがこぼれた。そこに鈴木と優勝を争う緊迫感はない。

 その新垣が「今までで一番悔しかった」と表情を曇らせたのは今年8月のCATレディースでの出来事。67をマークして首位スタートを切り、2日目も71で回って首位とは2打差の2位。念願のツアー2勝目へ絶好の位置で最終日を迎えるはずだったが、最終18番をボギーとしたショックからスコアカードの確認を怠り、過少申告でまさかの失格。史上7人目の10代2勝へ最も近づいた試合を不注意から棒に振った。

 この時、受けたショックは親友・吉本ひかるとの夕食会とスナック菓子の爆食いでその日のうちに洗い流した。心機一転、2週前には韓国のメジャー、ハンファクラシックにも挑戦。34位に終わったが、貴重な経験を積んだ。「なるべく早めに」という2勝目へ再び好機が巡ってきた。

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