大坂WTA黒星発進 堅守にイライラ 攻撃力封じられ1―2
2018年10月23日 05:30
テニス
![大坂WTA黒星発進 堅守にイライラ 攻撃力封じられ1―2](/sports/news/2018/10/23/jpeg/20181023s00028000026000p_view.jpg)
打てども打てどもボールが返ってくる。相手の粘り強さに手を焼き、第1セット中盤から露骨にイライラしたそぶりを見せ始めた。ロングラリーになると根負けして、むちゃな強打でミスを繰り返した。第1セットを落とし、第2セットは際どい展開でどうにか取り返したが、そこまでだった。最終セットは第1ゲームをブレークされ、直後の第2ゲームで3本のブレークポイントを取り逃がすと一気に崩れた。
ただし総当たりの1次リーグは負けても次がある。現行の試合方式となった03年以降では、1次リーグで黒星を喫しても優勝した選手は、昨年のウォズニアッキら8人いる。諦めるにはまだ早い。開幕前の会見ではバイン・コーチが「ここでは負けたとしてもカムバックできる、突破できることを理解しないと」と切り替えの重要性を説いた。日本協会の土橋登志久強化本部長も「彼女がさらに強くなるための大事な機会」と語っていた。
全米優勝後の喧騒(けんそう)があり、シーズン最終盤の疲労も抱えての黒星発進。イライラの募る敗戦から中1日でどう切り替えるか。これも大坂が成長するためのステップになる。
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