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19歳・乙黒拓、最年少世界一に王手 準決勝でロシア選手に逆転勝ち

2018年10月23日 05:30

レスリング

19歳・乙黒拓、最年少世界一に王手 準決勝でロシア選手に逆転勝ち
決勝進出を決め喜ぶ乙黒拓 Photo By 共同
 【レスリング世界選手権第2日 ( 2018年10月21日    ハンガリー・ブダペスト )】 男子フリースタイルの4階級が行われ、65キロ級で初出場の19歳、乙黒拓斗(山梨学院大)が準決勝でロシア選手を15―10で下し銀メダル以上を確定させた。乙黒拓は22日(日本時間23日未明)の決勝で8月のアジア大会覇者のバジュニーシュ・バジュラン(インド)と対戦し、1974年大会を20歳6カ月で制した高田裕司の日本男子最年少優勝記録に挑む。
 喜びも控えめだった3回戦までとは一変し、歓喜の雄叫びを響かせた。男子フリースタイル65キロ級準決勝。19歳の乙黒拓は攻めの姿勢を貫いてロシア選手に逆転勝ちし、銀メダル以上を決めた。「めちゃくちゃ強い選手に勝てて、自分のレスリングができたのは進歩」。今春からシニアの国際大会にデビューしたばかりの逸材が、快進撃を演じた。

 出身の山梨県を離れ、有望選手を寄宿制で育成する日本オリンピック委員会(JOC)のエリートアカデミーで成長を遂げた。在学する山梨学院大では高田裕司監督の現役時代のステップを参考にし「自分なりにアレンジしている」という。決勝で挑むのは、同監督が持つ日本男子の最年少優勝記録。恩師を超えた時、目標とする東京五輪の頂点も視界に入ってくる。

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