ティンバーウルブスのローズが自己最多の50得点 MVPコールで目に涙

2018年11月01日 14:38

バスケット

ティンバーウルブスのローズが自己最多の50得点 MVPコールで目に涙
MVPコールを聞いて感涙にむせぶティンバーウルブスのローズ(AP) Photo By AP
 NBAは10月31日に各地で7試合を行い、ティンバーウルブスは地元ミネアポリスでジャズに128―125(前半65―56)で競り勝って4勝4敗。ジェフ・ティーグ(30)とジミー・バトラー(29)の故障欠場で今季初めて先発に名を連ねたデリック・ローズ(30)が41分出場して自己最多の50得点をたたき出し、シーズンMVP(2011年)に輝いたブルズ時代の全盛期を彷彿させる大活躍でチームを勝利に導いた。
 度重なる故障と不振で先発の座を追われ、今季の年俸はリーグ平均の約5分の1となる151万ドル(約1億7000万円)でしかないが、かつてのリーグの看板スターはバックコート陣に故障者が相次ぐ中で奮闘。フィールドゴール(FG)は31本中19本、3点シュートは7本中4本、フリースロー(FT)は11本中8本を成功させた。

 126―125で迎えた残り13・8秒にはFTを2本とも入れて50得点に到達し、この2点がものを言ってチームは連勝。場内には“MVPコール”が響き渡り「その言葉では自分の気持ちは表現できないんだけど、久しぶりに耳にした気がする」と語ったローズは感涙にむせんでタオルで顔を覆ってしまった。

 ブルズ時代から苦楽をともにしているトム・シボドー監督(60)は「つらい時期もたくさんあった。でも彼は私が出会った選手の中でもっとも精神的にタフな人間の1人」と窮地に陥ったときの強さを強調。チームメートも駆け寄ってローズの健闘を称えていた。

 ジャズは4勝3敗。2季目のドノバン・ミッチェル(22)が26得点、昨季に最優秀守備選手となったセンターのルディー・ゴベア(26)が22得点と13リバウンドをマークしたが、ロードでは今季5戦目で初黒星を喫した。

 レイカーズは地元ロサンゼルスでマーベリクスを114―113(前半66―59)で退けて3勝5敗。レブロン・ジェームズ(33)が、同点で迎えた第4Qの残り2・1秒、FTの1本目を外しながらも2本目はきっちりと決めて逃げ切った。

 ジェームズは39分の出場で29得点をマーク。マーベリクスは残り7・2秒、ドラフト全体3番目に指名されたスロベニア出身の新人、ルカ・ドンチッチ(19)が同点のフローターを決めたがあと一歩およばず、5連敗で2勝6敗となった。

 <その他の結果>

*ネッツ(3勝5敗)120―119(延長)ピストンズ(4勝3敗)

ペイサーズ(5勝3敗)107―101*ニックス(2勝6敗)

ナゲッツ(6勝1敗)108―107(延長)*ブルズ(2勝6敗)

スパーズ(5勝2敗)120―90*サンズ(1勝6敗)

*ウォリアーズ(8勝1敗)131―121ペリカンズ(4勝3敗)

 *はホームチーム

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