貴景勝、稀勢討ちへ臨戦態勢「新しい部屋でも、しっかり成績を残さないと」

2018年11月11日 05:30

相撲

貴景勝、稀勢討ちへ臨戦態勢「新しい部屋でも、しっかり成績を残さないと」
サインに応じる貴景勝 Photo By スポニチ
 大相撲九州場所は11日、初日を迎える。10日は安全を祈願する土俵祭りが会場の福岡国際センターで行われ、三役以上の力士が顔をそろえた。千賀ノ浦部屋に移籍後、初の本場所となる小結・貴景勝(22)は結びの一番で横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)と対戦。元師匠の教えを胸に新天地で初白星を目指す。
 迷いはない。初日へ臨戦態勢は整った。土俵祭りが終わり、稀勢の里戦について問われた貴景勝は「しょっぱい相撲は取れない」ときっぱり。新天地初戦へ「新しい部屋でも、しっかり成績を残さないと始まらない。心配してくれる人もいるが、全力を出し切ることが大事」と吐露した。

 9月の秋場所後に師匠であった元貴乃花親方(元横綱)が退職。汗を流した土俵に別れを告げ、新たな部屋で現役生活を送ることになった。秋巡業を経て千賀ノ浦部屋に合流し、同門の前頭・隆の勝と申し合い稽古をこなすうちに、千賀ノ浦部屋の看板を背負う覚悟はできた。

 稀勢の里とは過去2勝2敗で、苦手意識はない。「気合が入ります。変な気持ちを出さず、胸を借りるつもりで行きたい」。稀勢の里を含めて、先場所は横綱戦は3戦全敗に終わったが、9勝を挙げて三役に踏みとどまった。さらなる高みを目指すためにも、一人横綱から勝利をつかみ取るしかない。

 元貴乃花親方からは徹底して基礎を叩き込まれた。「ちゃんと食事して、ちゃんと寝る。基本的なことが難しかったりする。ちゃんとそれはやってきた」。規則正しい生活を心がけ、ここにたどり着いた。新たな一歩となる結びの一番、今も変わらぬ魂を横綱にぶつける。

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