桃田 3年ぶり頂点に感謝、どん底から“徳”積んで復活
2018年12月03日 05:30
バドミントン
嫌な残像を払しょくした。前日の準決勝では対戦相手の発熱で不戦勝となったが、決勝で激突する同級生・西本の試合を見ると不安が襲った。気迫を出しながらの粘り強いラリーに「ちょっとヤバいかな…」。決勝は第1セットを圧倒したが、勝ち急いだ第2セットでは相手のペースにはまる展開。「最終ゲームは技術でなく気持ちの勝負」。そう切り替え、西本が疲労を見せた2―2から怒とうの5連続ポイント。大会前に焼き肉を食べて重量感の増したスマッシュで蹴散らした。
初優勝した15年以降はどん底を味わった。16年4月の違法賭博問題で出場停止処分。1年以上も表舞台から姿を消し、以前は気に掛けなかった部分まで見直した。「試合会場、トイレのスリッパを並べる。ゴミを拾ったり、ゴミを持って帰ったり。やったから何が起きるわけではないけど、徳を積むのも大事だった」。自らを徹底的に見つめ直した。
2度目の全日本タイトルは重みが違った。「15年は試合に出る、海外のトーナメントに出るのも当たり前という甘い自分がいた。いろいろな方に支えられ、ここまで来られた」。今年は世界選手権を制し、日本男子初の世界ランク1位も継続中。年内は8日に開幕戦のS/Jリーグ、その後に12日からのワールドツアー・ファイナル(広州)が控える。輝きを増す王者の戦いはまだ終わらない。
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