橋本、青学大出身者初の“MGC出場権”獲得 日本人2位で総合5位
2019年02月04日 05:30
マラソン
大学時代は箱根5区山上りの有力候補になりながら故障に泣き、最終的には同期の“3代目山の神”神野大地(25=セルソース)の控え。目立った存在ではなかったが、16年防府読売でマラソン初優勝するなど、社会人になってからロードの強さに磨きをかけた。「僕は青学大を代表する選手じゃないのでOBで初というのは意識していないが、うれしいといえばうれしいですね」と大学時代の鬱憤(うっぷん)を結果で晴らした。
残り5キロで腕時計を確認すると、中継の解説者を務めた原晋監督が「時計なんか見るなよ」とハッパを掛ける場面もあった。「よほど熱かったんですね。あまり怒られたことないので、怒られてうれしいです」。地元大分で恩師にも成長した姿を届けた。
◆橋本 崚(はしもと・りょう)1993年(平5)9月26日生まれ、大分県出身の25歳。由布市立狭間中から陸上を始め、大分西時代にインターハイ5000メートルに出場。青学大では全日本大学駅伝に13、15年の2度出場。15年大会は7区で区間3位の成績を収めた。趣味はサッカー観戦。1メートル70、54キロ。
▼瀬古利彦日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダー まだMGC出場権を獲得しただけなので、大迫らと比べるともう一つ力を付けてほしい。2時間11分を切った選手が6人いたことは評価できる。
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