スーパーボウル ペイトリオッツが2年ぶりの優勝 史上最多に並ぶ6回目の頂点
2019年02月04日 12:13
アメフト
![スーパーボウル ペイトリオッツが2年ぶりの優勝 史上最多に並ぶ6回目の頂点](/sports/news/2019/02/04/jpeg/20190204s00040079181000p_view.jpg)
このあとラムズはペイトリオッツ陣内27ヤード地点まで反撃。しかしQBジャレッド・ゴフ(24)がエンドゾーン内に突き進んだWRハダレル・ホッジ(24)をターゲットにしたパスは、ペイトリオッツのセーフティー、デュロン・ハーモン(28)に阻まれた。
ペイトリオッツのパス守備は今季リーグ22位でしかなかったが、大一番では実力を発揮。第2Qにセーフティーのパトリック・チャン(31)が右手を痛めてプレー続行不能となったものの、間断なくゴフにプレッシャーを与え続けた。
相手のTDパスを阻止したあと、今度はハーモンがブリッツを仕掛け、あわてたゴフの投げたパスを今度はコーナーバック(CB)のステフォン・ギルモア(28)がインターセプト。守備の要だったチャンを失いながらも、ビル・ベリチック監督(66)が組み立てた“守りの戦術”は輝きを失わなかった。
自身9回目のスーパーボウルで2年ぶり6度目の優勝を果たしたブレイディーは苦闘。第1Qの最初のドライブではラムズのLBコーリー・リトルトン(25)にインターセプトされ、9分21秒にはスティーブン・ゴスカウスキー(35)が46ヤードのFGを失敗した。さらにラムズのDEジョン・フランクリンマイヤース(22)に今ポストシーズン初のサックをくらうなど序盤ではリズムを作れなかった。
第2Q4分31秒にゴスカウスキーが42ヤードのFGを決めて3―0としたが、前半終了間際に選択した第4ダウンでのギャンブルプレーは失敗。レギュラーシーズンで見せてきた安定性のあるオフェンスは影を潜めた。
それでもブレイディーは35回中21回のパスを通して262ヤードを獲得。WRのジュリアン・エデルマン(32)も10回のレシーブで141ヤードを稼ぐなどベテラン陣の健闘が光った。 今季リーグ2位の平均32・9得点を挙げたラムズは巧みにパスコースをつぶしてきたペイトリオッツ守備陣からTDをひとつも奪えずに完敗。史上最年少でスーパーボウルに進出したショーン・マクベイ監督(33)はシーズン中何度も“奇策”で窮地を脱出してきたが、この日は思うような戦いにはならなかった。
2016年のドラフトで全体トップで指名されたゴフは36回のパスで18回を成功させ208ヤードをマークしたものの、第3ダウン・コンバージョンを8回連続で失敗するなど最後まで自分のリズムでオフェンスを組み立てることができなかった。
ペイトリオッツは第4Q残り1分12秒、ゴスカウスキーが41ヤードのFGを決めてダメ押し。メルセデス・ベンツ・スタジアムには「ブレイディー・コール」も沸き起こり、中立のアトランタ開催ながら、まるでホーム・スタジアムのような雰囲気の中でNFLの頂点に立った。
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