貴景勝のライバルが角界入り!近大・元林が鳴戸部屋へ入門

2019年03月26日 17:02

相撲

貴景勝のライバルが角界入り!近大・元林が鳴戸部屋へ入門
プロ入りを表明した近大の元林(右)は、入門する鳴戸部屋の鳴戸親方と握手 Photo By スポニチ
 高校時代に貴景勝と全国大会で競い合ったライバルが角界入りする。17年度の全日本学生相撲選手権で準優勝した近大4年の元林健治(22)が26日、鳴戸部屋への入門を発表した。夏場所(5月12日初日)で新弟子検査を受ける予定。
 23日に卒業式を終えたばかりの元林はこの日、東大阪市の近大で会見し「貴景勝関みたいな、押し一本でいきたいです。1年半から2年で関取に」と目を輝かせた。同い年の貴景勝とは「上で対戦できるように頑張ります」と思い描いた。

 近大付属高校時代には埼玉栄高の貴景勝と高校総体など全国大会で対戦。「2勝2敗」と互角の成績を残したという。

 元林にもいくつかの部屋から誘いがきたが「大学に行きたかった」と近大に進学。3回生のときに全日本学生で準優勝した。最終学年でも西日本学生で優勝するなど実績を残したが、大相撲の付出資格の対象となる全日本学生、国体など主要4大会で個人ベスト8以上を逃したため、プロでは前相撲からのスタートとなる。

 師匠となる鳴戸親方(36=元大関・琴欧洲)は、小学校3年のときに初めて会ってから期待していたことを明かし、「初めて相撲経験者が入ってくる。私もまわしを締めて、引っ張っていきたい」と指導に意欲をみせた。

 近大から角界入りした力士は横綱・旭富士(現伊勢ケ浜親方)、大関・朝潮(現高砂親方)、現役の幕内・朝乃山、宝富士らを含め21人目。

 ◆元林健治(もとばやし・けんじ) 1996年4月22日生まれの22歳。東大阪市出身。玉美小1年から相撲を始め、小学生のときには貴景勝と稽古したこともある。近大付属高、近大経営学部卒。4年時は主将。1メートル76センチ、168キロ。得意は突き。押し。

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