東京パラ、マラソンは五輪と同じコースで実施 室伏広治氏「広域でダイナミック」
2019年04月08日 14:43
陸上
五輪とパラリンピックのマラソンコースが同じなのは、2008年北京大会以来。日本パラ陸上競技連盟の増田明美会長は「五輪と全く同じコースでパラリンピックが行われるのは選手として喜ばしい。フィニッシュで大歓声を浴びて帰ってくるのは、頑張った選手へのご褒美ということで、いいですね」と絶賛。「パラでは過去最高に走りやすいと思う。日本が誇れるコース」と太鼓判を押し、車いす部門に関しては「スピードは凄い迫力。F1レースを見ているみたい。最初が下りなので、よりスピード勝負になる」と見どころを話した。
また、昨年のパリマラソン車いすの部で日本人初優勝を飾った西田宗城(35)も「スタートとゴールが五輪と同じというのは選手としてモチベーションが上がる」と歓迎のコメント。終盤の38キロ付近から40キロ過ぎまでに約30メートルの上りがある厳しいコースでもあるが、「上りの手前までに仕掛け、駆け引きがあって、いろんな展開をつくれるのが今回のコースではないか」と分析した。自身は28日にロンドンで開かれる「WPAマラソン世界選手権」に出場を予定しており、「世界選手権で4位以内が東京大会への推薦条件。4位以内を目指して走りたい」と抱負を述べた。
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