原沢は4回戦敗退 平成最後の大会で連覇ならず 柔道全日本選手権

2019年04月29日 17:10

柔道

原沢は4回戦敗退 平成最後の大会で連覇ならず 柔道全日本選手権
<全日本柔道選手権>4回戦、太田彪雅(奥)に敗れぼう然とする原沢久喜(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【柔道全日本選手権 ( 2019年4月29日    日本武道館 )】 世界選手権(8月25日~9月1日、日本武道館)の男子100キロ超級代表最終選考会を兼ねて体重無差別で行われ、2年連続3度目の優勝を目指した100キロ超級の原沢久喜(26=百五銀行)は、4回戦で太田彪雅(東海大)に敗れ、連覇を逃した。
 試合は太田が先に指導2となり優位に立っていたが、原沢は「投げに行くのか、指導を取りに行くのか、どっちつかずになってしまった」という消極姿勢があだとなり、指導2で並ばれる展開に。徐々に組み手でも不利になると、ゴールデンスコアの延長4分43秒、相手の不意を突いた左の袖釣り込み腰で技ありを奪われ、勝負が決まった。

 最近1年の国内外の大会実績から、世界選手権代表は決定的な立場にある原沢だが「思ったようにいかなかった」と連覇の難しさを感じたようす。世界選手権に向けては「時間があるので、しっかりコンディションをつくりたい」と気持ちを切り替えていた。

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