V候補バックス敗れる セルティクスは故ハブリチェク氏に捧げる1勝 ウォリアーズは先勝
2019年04月29日 08:28
卓球
アデトクンボの今季のFG成功率は57・8%。しかし得意のインサイドを突こうとすると、セルティクスは常時ダブルチームでカバーし、その成功率は33・3%にまで低下した。
バックスは昨年の1回戦でセルティクスに3勝4敗で敗退。今季はリーグ最高勝率を収めてファイナルまでのホーム・アドバンテージを握り、レギュラーシーズンではセルティクスに2勝1敗と勝ち越していたが、プレーオフでの対戦ではチームらしさを発揮できなかった。
1回戦(対ペイサーズ)で32年ぶり6度目のスイープを達成したセルティクスは、25日に79歳で亡くなったチームのOBで、殿堂入りを果たしているジョン・ハブリチェク氏を追悼するためにユニフォームに喪章をつけて参戦。喪章にはハブリチェク氏の背番号17が縫い込まれていたが、かつてのスーパースターの底力をほうふつさせる見事なパフォーマンスだった。
アデトクンボとは対照的にチームを支えるガードのカイリー・アービング(27)は26得点、7リバウンド、11アシストをマークして勝利に貢献。センターのアル・ホーフォード(32)はアデトクンボのマークをこなしながらも20得点、11リバウンド、3ブロックショットを記録し、先発に回っているジェイレン・ブラウン(22)も19得点を稼いでチームのオフェンスにリズムを与えた。
一方、西地区8位クリッパーズとの1回戦で4勝2敗と苦戦した1位のウォリアーズは中1日で地区準決勝シリーズに突入。4位のロケッツを地元オークランドで迎え撃ったが、103―98(前半53―53)で競り勝って初戦を白星で飾った。
クリッパーズとの第5戦と第6戦で計95得点を挙げたケビン・デュラント(30)は35得点。30得点以上は5試合連続となり、2017年にマークしたプレーオフでの自己最長記録に並んだ。
ともに右足首を痛めていたステフィン・カリー(30)とクレイ・トンプソン(29)も先発。18得点のカリーは100―98で迎えた残り24・4秒に貴重な3点シュートを決め、トンプソンも13得点をマークした。
ロケッツのシューター軍団に対応するため、2015年のファイナルでMVPとなっているアンドレ・イグダーラ(35)が先発してジェームズ・ハーデン(29)に対する“ストッパー”を担当。イグダーラは14得点を記録し、先発としての任務を見事にこなした。
ロケッツのハーデンもデュラント同様に35得点を稼いだが、FG成功は28本中9本(うち3Pは16本中4本)とシュートの精度はいまひとつ。100―103で迎えた残り9・1秒の3点シュートもリングに嫌われた。
このとき、ルーズボールを巡って審判に抗議したクリス・ポール(33)は2度目のテクニカル・ファウルをコールされて退場処分。この反則で得たフリースロー1本をカリーが成功させて勝負は決した。
ロケッツは第3Qの終了間際、判定を巡ってポールが最初のテクニカル・ファウルを宣告され、それに激怒したマイク・ダントーニ監督(67)もテクニカル。ウォリアーズに与えたテクニカル3つによる後半のFT3本が、結果的にスコアに大きな影響を与えることになった。
ロケッツにとってウォリアーズは宿敵となっている。2015年の西地区決勝では1勝4敗、16年の1回戦でも1勝4敗、18年の西地区決勝では3勝2敗と王手をかけながら第6戦と第7戦を落として敗れており、ここ5年で4度目となった対決では一矢報いたいところ。第1戦ではテクニカル・ファウルさえなければ結果が違っていた可能性もあり、第2戦ではベンチワークを含めて冷静に対応したいところだ。
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