荒井祭里、東京五輪女子1号!代名詞“ノー・スプラッシュ”でいざ祭典へ
2019年07月17日 05:30
飛び込み
母親がマタニティースイミングに通っており、水との付き合いは“生前”から。物心ついた頃には水泳をしており、小学1年時にJSS宝塚で飛び込み練習を見て「楽しそう」と競技を始めた。目立つ選手ではなかったが、ケガを危惧するコーチ陣からトレーニングを止められるほど練習熱心。同じクラブのレジェンド寺内健やリオ五輪8位の板橋美波から地道に技術を盗み、中高生で飛躍する選手が多い飛び込み界で大学生になってからスポットライトを浴びた。
代名詞は“ノー・スプラッシュ”。飛び込みの本場・中国出身の馬淵コーチは「初めて見た時の印象は普通以下の選手。まさか五輪に出られると思わなかったが、今は中国選手に負けない入水技術がある」と評価する。
決勝に向け、荒井は「思い切った演技をして優勝を狙いたい」と言い切った。シンクロ高飛び込みでペアを組む板橋が左足疲労骨折で3月に手術。今秋の復帰を目指してリハビリ中の1歳上の先輩に勇気を届けるためにも、五輪出場に花を添えるメダル獲得を狙う。
◆荒井祭里(あらい・まつり)
☆名前の由来 祭りのように周囲に人が集まる存在になってほしいとの願いが込められている。
☆生年月日 2001年(平13)1月18日生まれの18歳。やぎ座、巳(み)年。ビートたけし、ケビン・コスナー、おすぎ、ピーコらと同じ誕生日。
☆経歴 兵庫・甲子園学院高時代に全国高校総体を3連覇。17年世界選手権ブダペスト大会出場、18年ジャカルタ・アジア大会5位。今年4月に武庫川女子大に進学した。
☆所属 JSS宝塚。一緒に練習する飛び込み界のレジェンド寺内健を「健君」と慕い、尊敬している。
☆サイズ 身長1メートル50、体重39キロ。
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