セメンヤ、国際陸連新規定撤回を求めるも敗訴 世界陸上も欠場

2019年08月01日 05:30

陸上

セメンヤ、国際陸連新規定撤回を求めるも敗訴 世界陸上も欠場
五輪2連覇中のキャスター・セメンヤ(AP) Photo By AP
 陸上女子800メートルで五輪2連覇中のキャスター・セメンヤ(南アフリカ)が、男性ホルモンのテストステロン値が高い女子選手の出場資格を制限する国際陸連(IAAF)の新規定撤回を求めた問題で、同選手の代理人は7月30日、スイスの連邦最高裁判所に訴えが退けられたと明らかにした。
 テストステロン値を薬などで下げないと国際大会の一部種目に出られないとの新規定を不服とするセメンヤは薬の服用を拒否しており、800メートルで連覇が懸かる9月開幕の世界選手権(ドーハ)は欠場するという。代理人を通じ「全ての女子選手に関わる人権保護の闘いを諦めない」との声明を出した。

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