ラグビー日本代表 仮想サモアにキック戦術か 8月3日PNCトンガ戦
2019年08月01日 21:25
ラグビー
会見したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は戦術やメンバー選考でサモア戦を想定したかと問われ、「そこまで深読みはしていない。フィジー戦ではモーメンタム(勢い)を止められたが、別のチームに対してもそれができるかを見たい。選考についてはそこまで考えていない」と回答。戦術面では10月5日のサモア戦(豊田スタジアム)を想定して戦うことを示唆した。
7月27日のPNC第1戦のフィジー戦ではボール保持率を高めた戦術が奏功し、計5トライを奪って快勝した日本。一方でトンガ戦に向けては2試合連続で先発するCTB中村(サントリー)が「ディフェンスの時間帯を多くするゲームプランがある。そういうところで相手のフィジカルに強みをぶつけたい」と話し、戦術的にキックを多用し、効率良い攻撃を仕掛ける意向。対サモアに向けても、貴重なテストケースになる。
ジョセフHCは「トンガは大きくてパワフルで直線的に来る。バックスも大きい。セットプレーでも乱すことが必要」と言及。W杯開幕までちょうど50日。すでに情報戦も始まり仮想サモアを明言しなかった指揮官だが、同タイプの相手にどんな戦いを挑むか。