ラグビー日本代表 仮想サモアにキック戦術か 8月3日PNCトンガ戦

2019年08月01日 21:25

ラグビー

ラグビー日本代表 仮想サモアにキック戦術か 8月3日PNCトンガ戦
トンガ戦のメンバー発表会見に臨んだジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ Photo By スポニチ
 【ラグビーリポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019日本ラウンド第2戦   日本―トンガ ( 2019年8月1日    大阪・花園ラグビー場 )】 西の聖地で仮想サモアに挑む。日本ラグビー協会は1日、大阪府堺市で会見し、トンガと対戦する日本代表の登録メンバー23人を発表。フランカーのリーチ・マイケル主将(30=東芝)、SO田村優(30=キヤノン)らが先発に名を連ねた。
 南太平洋に位置するトンガは大型選手が多く、テクニックよりもフィジカルなプレーを好む。日本代表でも先発のNo・8アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコム)やリザーブ入りしたヘル・ウヴェ(ヤマハ発動機)らがトンガ出身。W杯では1次リーグA組で対戦する、同じ南太平洋諸国のサモアと同タイプだけに、日本にとっては仮想サモアとして貴重な一戦となる。

 会見したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は戦術やメンバー選考でサモア戦を想定したかと問われ、「そこまで深読みはしていない。フィジー戦ではモーメンタム(勢い)を止められたが、別のチームに対してもそれができるかを見たい。選考についてはそこまで考えていない」と回答。戦術面では10月5日のサモア戦(豊田スタジアム)を想定して戦うことを示唆した。
 7月27日のPNC第1戦のフィジー戦ではボール保持率を高めた戦術が奏功し、計5トライを奪って快勝した日本。一方でトンガ戦に向けては2試合連続で先発するCTB中村(サントリー)が「ディフェンスの時間帯を多くするゲームプランがある。そういうところで相手のフィジカルに強みをぶつけたい」と話し、戦術的にキックを多用し、効率良い攻撃を仕掛ける意向。対サモアに向けても、貴重なテストケースになる。

 ジョセフHCは「トンガは大きくてパワフルで直線的に来る。バックスも大きい。セットプレーでも乱すことが必要」と言及。W杯開幕までちょうど50日。すでに情報戦も始まり仮想サモアを明言しなかった指揮官だが、同タイプの相手にどんな戦いを挑むか。

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