【砂村光信の展望】トンガ戦はW杯本戦見据えた定位置争い&戦力底上げ期待

2019年08月03日 09:00

ラグビー

【砂村光信の展望】トンガ戦はW杯本戦見据えた定位置争い&戦力底上げ期待
練習を見守る日本代表のジョセフ・ヘッドコーチ(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【ラグビー パシフィックネーションズ杯   日本―トンガ ( 2019年8月3日    花園 )】 フィジー戦から入れ替わった先発5人のうち、主将のリーチ以外はポジション争いを勝ち抜くために重要な一戦となる。FW第3列でチャンスを得た徳永は、トライへの嗅覚に優れた選手。不思議とボールがあるところにいることが多いが、ワークレートや予測能力が高い証拠だ。トライへつなげるリンクプレーヤーとして存在感を発揮してほしい。
 トンガのディフェンスはフィジカルに任せて真っすぐ飛んでくることが多いので、攻撃はテンポを変えることが重要になる。茂野に代わって先発するSH流は、やや一本調子の面がある。緩急あるゲームメークができればアピール材料になる。

 W杯本番を見据えると、開幕のロシア戦はベストメンバーで戦う必要があり、格上のアイルランド、スコットランドにもメンバーは落とせない。もし疲れている主力選手が出たとすれば、休ませられるのは3戦目のサモア戦。その場合に戦力ダウンとならないためにも選手層の底上げは重要で、ロックのファンデルヴァルト、WTBレメキを含めた4人に注目したい。(スポニチ本紙評論家、元U―23日本代表監督)

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