南アフリカ W杯最多3度目世界一!NZに並んだ エディー・イングランドは16年ぶり頂点届かず

2019年11月02日 19:56

ラグビー

南アフリカ W杯最多3度目世界一!NZに並んだ エディー・イングランドは16年ぶり頂点届かず
<イングランド・南ア>南アのコリシ主将が ウェブ・エリス・カップを掲げる(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯決勝   南アフリカ32―12イングランド ( 2019年11月2日    日産スタジアム )】 ラグビーワールドカップ(W杯)決勝が2日、日産スタジアムで行われ、南アフリカが32―12でイングランドを下し、ニュージーランドに並ぶ史上最多3度目の優勝を成し遂げた。2007年大会決勝の再現となったカードで、世界ランキング3位の南アが同1位の強敵を返り討ちにし、12年ぶりに世界一の座に就いた。
 開始3分でイングランドのPRシンクラーが味方との接触で頭を打ち、交代を余儀なくされるアクシデント。南アフリカは強力なスクラムで優位に立って序盤から主導権を握ると、前半9分には正面のPGをSOポラードが決めて先制に成功した。イングランドも確実にPGを決めて2度同点に追いついたが、30分過ぎの相手の波状攻撃を耐えたアフリカが同38分にポラードのPGで再び勝ち越しに成功。前半終了間際にはこの試合4本目のPGで12―6とリードを広げ、前半を折り返した。

 南アフリカは後半もポラードのPGで得点を重ねてリードを保つと、同26分にはスクラムから展開してCTBアムとのパスワークからWTBマピンピがトライ。南アフリカは1995年、07年の決勝はノートライで制しており、これが同国にとって決勝初トライとなった。同33分には相手ミスを誘ってボールを奪うと、WTBコルビが快足を生かして抜け出しトライ。32―12とイングランドを突き放した。

 南アフリカは1次リーグB組の初戦でニュージーランドに13―23で敗れており、1次リーグで黒星を喫したチームが頂点に立ったのは大会史上初となった。前日本代表HCのエディー・ジョーンズ監督率いるイングランドは03年大会以来16年ぶり2度目の優勝ならず。準優勝は3度目で、フランスに並んで最多となった。

 日本全国の12会場で熱戦が繰り広げられたアジア初開催のW杯は、44日間の日程を終えて閉幕。次回大会は23年にフランスで開催される。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2019年11月02日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム