南ア、1次L黒星から初の頂点 エラスムス監督「選手は自分たちを信じた。誇りに思う」

2019年11月02日 21:17

ラグビー

南ア、1次L黒星から初の頂点 エラスムス監督「選手は自分たちを信じた。誇りに思う」
<イングランド・南ア>壇上でコリシ主将をねぎらう南ア・エラスムスHC(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯決勝   南アフリカ32―12イングランド ( 2019年11月2日    日産スタジアム )】 世界ランキング3位の南アフリカが同1位の強敵イングランドを32―12で下し、3大会ぶり3度目の頂点に輝いた。前半からSOポラードのPGで得点を重ねてリードを奪うと、終盤にはマピンピとコルビがトライ。1995年、07年の決勝はノートライで制していたが、歴史を変える両WTBのトライでイングランドを突き放し、12年ぶりに世界一の称号を手にした。
 昨年3月に就任してチームを立て直し、頂点にまで導いたエラスムス監督は「選手たちの頭脳をつかうこと、応援を力にすること、南アフリカにあるものを生かすことを(心掛けた)。みんなで協力していいプレーをすれば何とかなると伝えた。それで優勝した」と振り返り、「選手は自分たちを信じた。最後まで激しく戦った。とても誇りに思う」と称賛。そしてサポーターに向けて「日本にいても寂しいと思わなかったと伝えたい。メッセージやSNSで見ていた。本当に応援をありがとう。早く本国に帰りたい」と感謝の言葉を述べた。

 南ア初の黒人主将としてチームをまとめたFLコリシは「さまざまなバックグラウンド、さまざまな民族がひとつになって優勝を手にした。誇りに思う。みんなが協力すればひとつの目的を達成できるということを見せられたと思う」と語り、誇らしげにウエブエリスカップを掲げた。

 南アフリカは1次リーグ初戦でニュージーランドに13―23で敗れており、1次リーグで黒星を喫したチームが頂点に立ったのは大会史上初となった。

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