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上野菜々子 気持ちが楽になった“姉弟子”しぶこの助言「練習しとけば大丈夫だよ」

2019年11月05日 18:26

ゴルフ

上野菜々子 気持ちが楽になった“姉弟子”しぶこの助言「練習しとけば大丈夫だよ」
1番の第1打を放つ上野菜々子 Photo By スポニチ
 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の最終プロテストは5日、岡山県笠岡市のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(6398ヤード、パー72)で第1ラウンドを行った
 “ミレニアム世代”上野菜々子(19)は3バーディー、2ボギーの71をマークし、首位に3打差の1アンダー、15位とまずまずのスタートを切った。68で回ったフィリピンのプリンセス・スペラル(22)が4アンダーで首位。同じ“ミレニアム世代”安田祐香(18=大手前大1年)は4バーディー、2ボギーの70で回り、韓国の“セクシークイーン”アン・シネ(28=NOWON)らとともに2アンダーの8位だった。

 最終プロテストは4日間、72ホールで争われ、上位20位タイまでの選手が合格となる。

 “ミレニアム世代”上野菜々子は今夏の全英女子オープンで日本人42年ぶりの海外メジャー制覇という偉業を成し遂げた渋野日向子と同じ青木翔コーチの門下生。青木コーチとの出会いは8年前と門下の中ではむしろ渋野の先輩。東海大大阪仰星高3年だった昨年11月の大王製紙エリエールレディースでは3日目を終わって勝みなみ、松田鈴英とともに首位に立った。最終日に65をマークして優勝した勝みなみの爆発力に屈指はしたものの中盤まで優勝争いを繰り広げ、7位の成績を残している。この時点では確実に渋野より輝いていた逸材でもある。

 「寿命が縮まりました。パターを打つ度に心臓がバクバクして」

 初めて味わうプロテスト特有の緊張感からグリーン上では思うようなストロークができず、出だしの1番パー4(366ヤード)でいきなりボギースタート。11メートルのファーストパットを1・5メートルもショートして3パットするミスもあったが「ショットは普通に打てているので」とキレのあるショットを武器に3バーディーを奪って盛り返し、15位の合格圏内で初日を終えた。

 プロテスト受験を前に不安をぬぐい去れなかった上野は姉弟子の渋野に「プロテストまでどういうふうに過ごしたらいいですか」と質問した。渋野から返ってきたのは「練習しとけば大丈夫だよ。みんな不安だから」というザックリした答え。だが、この渋野らしい大らかな考えが上野の気持ちを楽にした。2次テスト終了後も気に掛けて連絡をくれた姉弟子のアドバイスも胸に残り3日間を乗り切る。

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