八村 自己最多30点 今季ルーキー2位タイ“大台” 敵軍レナードも称賛「いい選手だ。気に入った」
2019年12月03日 05:30
バスケット
マッチアップしたのは昨季ラプターズをファイナル初優勝に導き、スパーズ時代を含めて2度目のMVPを獲得した今季年俸3274万2000ドル(約36億円)のレナード。大柄な選手にも負けないパワーと機動力を併せ持つスタイルに共通点を見いだし「カワイ(レナード)の試合はよく見ている」と話す。その憧れのスターを相手に渡り合った。ダンクやフェードアウェー、反則を誘う“3点プレー”など多彩な形で得点を重ね、23本中13本のフィールドゴールを成功。うち2本は3点シュートで「(レナードとの対戦は)いい経験ができた。彼を相手にして、どれだけできるか分かって良かった」と振り返った。
9リバウンドで、開幕戦以来の“ダブルダブル”は逃したが、同学年で女子テニスの大坂なおみの観戦する前で躍動。新人の30得点台は素晴らしい記録だが、八村の尊敬するマイケル・ジョーダン氏はルーキーイヤーの84~85年シーズンに34回の30得点超をマークして おり、最多得点は49得点だった。上には上がいるだけに、満足感はない。チームは6勝12敗と大きく黒星が先行しており「どうやったらもっとチームを助けられるかというのを考えていかなければいけない」と反省が口をついた。理想の選手像はもっと上にある。
▼レナード 八村はいい選手だ。基礎ができていて、全てがそろっている。今日のプレーは気に入った。
《ルーキートップは34得点》今季新人の1試合最多得点は2巡目(全体41位)指名のエリック・パスカル(ウォリアーズ)が11月4日トレイルブレイザーズ戦でマークした34得点。八村の記録した30得点は2位タイの数字で、パスカルが11月17日のペリカンズ戦、1巡目(全体2位)指名のジャー・モラント(グリズリーズ)が10月29日のネッツ戦でマークしている。