ふたば、有言実行の優勝 人事を尽くし“五輪出場資格”の裁定を待つ

2019年12月03日 05:30

スポーツクライミング

ふたば、有言実行の優勝 人事を尽くし“五輪出場資格”の裁定を待つ
女子複合決勝 完登を喜ぶ伊藤ふたば Photo By 共同
 【スポーツクライミング 東京五輪予選最終日 ( 2019年12月1日    フランス・トゥールーズ )】 女子複合の決勝が1日に行われ、17歳の伊藤ふたば(TEAM au)が優勝、16歳の森秋彩(茨城県連盟)は5位だった。国際連盟が五輪出場権を得たと発表した6人に両選手は入らなかった。出場基準の解釈を巡って国際連盟と日本協会は係争中で、両選手が資格を満たすかどうかは不透明な状況だ。

 伊藤の勝因は予選から修正したボルダリング。タイプの異なる3課題を最もトライ数の少ない計5回で全て完登し、この種目で1位を獲ったことで有言実行の頂点を引き寄せた。日本勢が苦手なスピードも4位に食い込み、日本代表の安井ヘッドコーチは「苦手がなく器用なマルチタイプ」と評す。17歳の逸材は「ここで優勝することが凄く大事だと思っていた」と人事を尽くした。五輪出場資格の判断が下る裁定を、祈るように待つ。

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