豪栄道「大和魂」貫けた! 引退会見で晴れやか 大関陥落決まった12日目に「潔く」決断
2020年01月30日 05:30
相撲
カド番で臨んだ初場所。12日目に負け越しが決まり大関陥落が決まった夜、師匠の境川親方(元小結・両国)と話し合い引退を決意した。「数年前から大関から落ちたら引退しようと心に決めてやっていた。迷いはなかった」。14年7月の大関昇進伝達式の口上で「大和魂を貫いてまいります」と述べた。それは「我慢強く、潔くという意味」。引き際も自らの哲学を貫いた。
次の春場所は地元・大阪が舞台。最低10勝を挙げれば、大関に復帰できる。周囲からは翻意を促された。それでも「待っている大阪の人には申し訳ないが、気力のない相撲を取るわけにはいかない」と信念を曲げなかった。大関昇進から約6年。気を張って看板力士の座を守り続けた。「自分の中では、やり通せた」と胸を張った。
弱みも、痛みも、口にしないのが自らの力士像。同席した師匠の境川親方は「やせ我慢の美学を大事にしてきた男。弱音を決して吐かない、男のど根性が誰よりあった」とねぎらった。
今後は弟子の育成に心血を注ぐ。「自分は横綱に上がれなかったので、横綱を育てたい」。武隈親方はこれからも武骨に相撲道と向き合う。
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