新十両・嘉陽が中村部屋へ引っ越し 大の里、白熊と最後は涙のお別れ?「会えなくなるわけじゃない」

2024年06月03日 15:31

相撲

新十両・嘉陽が中村部屋へ引っ越し 大の里、白熊と最後は涙のお別れ?「会えなくなるわけじゃない」
引っ越し作業中に笑顔を見せる(左から)宮城、嘉陽、和氣の里(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 6月1日付で二所ノ関部屋から独立した中村親方(元関脇・嘉風)が3日、新しく興した「中村部屋」へ弟子たちを引き連れて引っ越した。
 中村部屋の所在地は、東京都墨田区両国1丁目にある旧陸奥部屋の跡地。茨城県阿見町の二所ノ関部屋は全44部屋で最も両国国技館から遠く、直線距離で約48キロ、電車と徒歩合わせて約1時間半かかっていた。引っ越し先の中村部屋は、国技館から直線距離で約130メートル、徒歩2分という逆に最も近い部屋となった。

 名古屋場所(7月14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)での新十両昇進が決まっている嘉陽(24)は「楽しみですね」と気持ちを新たにした。新潟・能生中から海洋高、日体大、二所ノ関部屋と12年間苦楽をともにした同級生の十両・白熊(25)や1年後輩の小結・大の里(23)とはお別れ。転籍が決まった2日後、白熊は「長年ずっと一緒にいるので…泣けてきますね」と笑いながら寂しさを口にしていた。

 この日の朝、出発する前に寝ている2人を起こして「行くよ」と伝えると「じゃあね」と返ってきたという。涙のお別れ…とまではいかず「会えなくなるわけじゃないので」と気丈に振る舞った。初めて関取として臨む名古屋場所では、元同部屋の白熊と対戦が組まれる可能性もある。「やりにくいけど、頑張ります」。今度は本場所の土俵での再会を誓った。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年06月03日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム