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新垣比菜 兄と抱き合い涙の6年ぶりV 「沖縄に帰りたい」不振時期乗り越え「初優勝よりうれしさある」

2024年06月03日 03:00

ゴルフ

新垣比菜 兄と抱き合い涙の6年ぶりV 「沖縄に帰りたい」不振時期乗り越え「初優勝よりうれしさある」
<ヨネックスL最終日>優勝を果たした新垣比菜(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ヨネックス・レディース最終日 ( 2024年6月2日    新潟県 ヨネックスCC=6339ヤード、パー72 )】 1打差単独首位から出た98年度生まれ「黄金世代」の新垣比菜(25=ダイキン工業)が4バーディー、2ボギーの70にまとめて通算14アンダーで逃げ切り、ツアー通算2勝目を挙げた。本格参戦1年目だった18年4月のサイバーエージェント・レディース以来、約6年ぶりとなる涙の復活勝利になった。通算11アンダーの2位には地元・新潟出身の高橋彩華(25=東芝)ら3選手が続いた。
 6年ぶりにウイニングパットを沈めても、新垣はニコニコと笑っていた。その隣でキャディーを務める兄・我如古夢蔵(がねこ・むさし)さん(34)が号泣。2人でハグをすると思いがけず涙があふれた。

 「つらくて泣くことはあったけどうれし泣きはないですね。苦しかった時期を経ての優勝なので、初優勝よりうれしさはあります」

 1番で7メートルを沈めてバーディー先行。2番でボギーも3、4番で連続バーディーを奪い返した。一度も首位を譲らずV。「自分のゴルフじゃないような不思議な1週間でした」と表現した。

 19歳で初優勝。98年度生まれの中心選手として将来を嘱望された。しかし、ショットの不振で20~21年から3季連続シード落ち。「沖縄に帰りたいし、凄く苦しかった」。転機は22年秋に青木翔コーチ(41)に師事したこと。スイングから再構築した。

 幼少期からともに育った元ラガーマンの兄の存在も大きい。「自分は下手だ…」と悩んでいても、「自信を持って」などと励まし続けてくれた。きょうだいで優勝という2人の夢もかなえる、大きな復活勝利になった。

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