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【全米女子オープン】笹生優花 日本勢史上初のメジャー2勝 強さの秘密はテキサス州ダラスにあり

2024年06月03日 09:01

ゴルフ

【全米女子オープン】笹生優花 日本勢史上初のメジャー2勝 強さの秘密はテキサス州ダラスにあり
優勝トロフィーを下からながめる笹生優花(AP)) Photo By AP
 【米女子ゴルフツアー 全米女子オープン最終日 ( 2024年6月2日    米ペンシルベニア州 ランカスターCC=6629ヤード、パー70  )】 首位と3打差の5位から出た笹生優花(22=フリー)が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算4アンダーの276で21年大会以来となる米ツアー2勝目を飾った。22歳11カ月13日での大会2勝目は史上最年少記録で、大会複数回優勝は16人目。メジャー2度の制覇は男女を通じて日本人初の快挙となった。
 笹生の強さの秘密は拠点を置くテキサス州ダラスにある。切磋琢磨(せっさたくま)する仲間の存在が、技術向上の一助となっている。最終日に優勝争いをしたミンジ・リー(オーストラリア)、世界ランク3位のセリーヌ・ブティエ(フランス)は同じダラスに拠点を置く仲の良い選手。日常的に連絡を取り合って、それぞれのホームコースで一緒に練習をしている。一流同士でのラウンドでしか得られないものがある。

 21年に19歳で全米女子オープンを制覇。しかしその後は勝利にあと一歩、届かないことが続いた。昨年6月の全米女子プロ選手権では1打及ばず2位と惜敗。「忘れてはないけれど、思い出すことでもない」と、記憶を引きずることなく前を向く強さを持つ。

 米ツアーでの2勝が、いずれもメジャーの中のメジャーと呼ばれる全米女子オープン。22歳の大器には無限の可能性がある。

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