渋野ら日本勢が熱いV争い 笹生、パットさえ3差の5位 小祝は後半失速も6差6位で追走
2024年06月03日 01:30
ゴルフ
2度目のメジャー制覇は射程圏内にある。笹生は1番でバーディー発進を決めると、前半はスコアを2つ伸ばしてターン。後半に入り、17番パー3では技ありの一打で魅せた。グリーン右サイドに曲げてピンチを招くも、ラフからふわりと柔らかいロブショットでピン横1メートルにピタリ。パーセーブし、「運もあったって感じです。近寄って良かった」と安どの表情を浮かべた。
アンダーパーはわずか5人という難セッティングの中、69をマークし好位置を死守。この日、フェアウエーキープ率は42.857%と苦労したが、計27パットとグリーン上のさえが好スコアにつながっている。21年大会覇者は、「結果、先を見るより今が大事。一打一打集中して、チャンスが来れば」と冷静に見据えた。
【小祝も粘って追走】
○…小祝は後半にスコアを落としたものの、70で踏みとどまった。1、2番で連続バーディーとショットがさえた前半に2つスコアを伸ばした。後半はやや乱れて、10番でボギー。18番もパーセーブできず、「まあまあって感じ。インコースでなかなかうまくいかず終わっちゃった」と振り返った。22年大会以来2年ぶりのメジャー出場。グルメも満喫しているようで「毎日アメリカン的なご飯しか食べてない。米国のバーガーが好き」とほほ笑んだ。
▼8位竹田麗央 パッティングが良くて助けられた。飛距離は戦える。曲がってラフでも短い番手で打てるのでそこは有利。(2日間連続69で浮上、初のメジャー出場)
▼14位岩井千怜 自分のショットはいい感じでゴルフは悪くなかったのに、ちょっとしたミスで崩れてしまった。(73と苦しむも上位キープ)
【パリ五輪代表争いも熾烈 美夢有11位VS古江14位】
○…熾烈(しれつ)なパリ五輪代表争いからも目が離せない。日本勢2番手の山下は70でまとめ11位に浮上。初日から尻上がりに調子を上げており、「明日最後なんで、一つでも伸ばせるように精いっぱい頑張りたい」と力を込めた。日本勢3番手の古江は14位で勝負の最終日へと向かう。メジャーは世界ランキングへのポイント加算が大きい。逆転での代表入りに向けて「頑張ってトップ10を目指していきたい」と闘志を燃やした。
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