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渋野ら日本勢が熱いV争い 笹生、パットさえ3差の5位 小祝は後半失速も6差6位で追走

2024年06月03日 01:30

ゴルフ

渋野ら日本勢が熱いV争い 笹生、パットさえ3差の5位 小祝は後半失速も6差6位で追走
笹生優花(AP) Photo By AP
 【米女子ゴルフツアー 全米女子オープン第3日 ( 2024年6月1日    米ペンシルベニア州 ランカスターCC=6629ヤード、パー70 )】 5位から出た渋野日向子(25=サントリー)が7バーディー、3ボギーの66をマークし、通算3アンダーの207で首位と2打差の4位に順位を上げた。19年全英女子オープン以来2度目のメジャー制覇を視界に捉えた。21年大会覇者の笹生優花(22=フリー)は69で回り、通算2アンダーの5位。ミンジ・リー(28=オーストラリア)ら3人が通算5アンダーで首位に並んだ。
【渋野と同じ計27パット 笹生、3年ぶり女王へ】
 2度目のメジャー制覇は射程圏内にある。笹生は1番でバーディー発進を決めると、前半はスコアを2つ伸ばしてターン。後半に入り、17番パー3では技ありの一打で魅せた。グリーン右サイドに曲げてピンチを招くも、ラフからふわりと柔らかいロブショットでピン横1メートルにピタリ。パーセーブし、「運もあったって感じです。近寄って良かった」と安どの表情を浮かべた。

 アンダーパーはわずか5人という難セッティングの中、69をマークし好位置を死守。この日、フェアウエーキープ率は42.857%と苦労したが、計27パットとグリーン上のさえが好スコアにつながっている。21年大会覇者は、「結果、先を見るより今が大事。一打一打集中して、チャンスが来れば」と冷静に見据えた。

【小祝も粘って追走】
 ○…小祝は後半にスコアを落としたものの、70で踏みとどまった。1、2番で連続バーディーとショットがさえた前半に2つスコアを伸ばした。後半はやや乱れて、10番でボギー。18番もパーセーブできず、「まあまあって感じ。インコースでなかなかうまくいかず終わっちゃった」と振り返った。22年大会以来2年ぶりのメジャー出場。グルメも満喫しているようで「毎日アメリカン的なご飯しか食べてない。米国のバーガーが好き」とほほ笑んだ。

 ▼8位竹田麗央 パッティングが良くて助けられた。飛距離は戦える。曲がってラフでも短い番手で打てるのでそこは有利。(2日間連続69で浮上、初のメジャー出場)
 ▼14位岩井千怜 自分のショットはいい感じでゴルフは悪くなかったのに、ちょっとしたミスで崩れてしまった。(73と苦しむも上位キープ)

【パリ五輪代表争いも熾烈 美夢有11位VS古江14位】
 ○…熾烈(しれつ)なパリ五輪代表争いからも目が離せない。日本勢2番手の山下は70でまとめ11位に浮上。初日から尻上がりに調子を上げており、「明日最後なんで、一つでも伸ばせるように精いっぱい頑張りたい」と力を込めた。日本勢3番手の古江は14位で勝負の最終日へと向かう。メジャーは世界ランキングへのポイント加算が大きい。逆転での代表入りに向けて「頑張ってトップ10を目指していきたい」と闘志を燃やした。

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