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全米女子OP2度目Vの笹生優花 日本国籍では初 涙で「今回は父に恩返し」

2024年06月03日 08:00

ゴルフ

全米女子OP2度目Vの笹生優花 日本国籍では初 涙で「今回は父に恩返し」
全米女子オープン2度目の優勝を果たした笹生優花(AP) Photo By AP
 【米女子ゴルフツアー 全米女子オープン最終日 ( 2024年6月2日    米ペンシルベニア州 ランカスターCC=6629ヤード、パー70 )】 首位と3打差の5位から出た笹生優花(22=フリー)が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算4アンダーの276で21年大会以来となる米ツアー2勝目を飾った。22歳11カ月13日での大会2勝目は史上最年少記録で、大会複数回優勝は16人目。メジャー2度の制覇は男女を通じて日本人初の快挙となった。
 6番のダブルボギーなど前半はスコアを1つ落としたが、バックナインで12、13、15、16番と4つのバーディーを奪取。上位勢がスコアを落とす中、最後は2位の渋野日向子(25=サントリー)に3打差をつけた。

 表彰式で金メダルと優勝カップを受け取った笹生は、主催者と大会会場のランカスターCC、ボランティアに感謝を述べた。「こんなに難しいコースを用意してくださってありがとうございます」と話して笑いを誘ったが、キャディー、そして家族に感謝を述べると「家族のサポートなくして今の私はなかった」と涙ぐんだ。
 
 優勝の要因を問われると「辛抱強さが生きたと思う。このチャレンジを本当に楽しめたと思う。ピンポジションが本当に難しかったのでどうしようかと思った。でも、これもランカスターがくれた良い体験と思ってプレーを続けました」と話した。

 前回優勝時はフィリピン国籍だったが、21年11月に日本国籍を取得してからは初のメジャー制覇。「21年に優勝したときは(フィリピン出身の)お母さんに恩返し。今回は(日本人の)お父さんに恩返しです。両親にそれぞれ恩返しできてうれしく思う」としみじみ語った。

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