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アマ指導者を目指す元常幸龍の佐久間さん ここ一番はビール飲んで十両復帰を決めた!?

2024年06月03日 20:44

相撲

アマ指導者を目指す元常幸龍の佐久間さん ここ一番はビール飲んで十両復帰を決めた!?
現役時代の常幸龍
 大相撲の元小結・常幸龍の佐久間貴之さんが3日までに更新されたYouTube「お相撲さんドットコムチャンネルSUMO」で現役時代のエピソードなどを明かした。
 佐久間さんは2022年秋場所限りで引退。外国人向けの「相撲ショー」を披露する都内のとんかつ店に勤務しながら、アマチュアの指導者を目指している。教員免許を取得するため、出身である日大の通信課程で勉学にも励み、映像では単位取得のために試験へ向かう様子などが紹介された。

 埼玉栄高2年時に国体少年の部などで優勝し日大2年で学生横綱に輝いたエリート。11年5月の技量審査場所で初土俵を踏み、7月名古屋場所の序ノ口デビューから翌年初場所の6番相撲まで27連勝をマークした。「早く記録を破る人が出てくれば大相撲も盛り上がる。自分の教え子が抜かしてくれれば」と将来の夢を語った。さらに「(相撲に励んでいる)長男は“俺が記録を塗り替える”と言ってるけど。そもそも、お相撲さんになるかどうか分からない」。長男は夏休みの宿題、自由研究で父の27連勝を題材にしたほど相撲に熱心という。

 現役時代の自身を「データ派です」と断言し、対戦相手の研究に余念がなかった。場所中は翌日の取組シミュレーションに没頭し眠れない日もあったという。“時効”とばかりにマル秘エピソードも披露した。

 西幕下筆頭で臨んだ20年秋場所。勝ち越せば十両復帰が有力という状況で1番相撲から、まさかの3連敗。そこで会場入りする前にアルコールを摂取する“非常手段”に訴えた。「思い切って酒を飲んでみようと。缶ビールを1本、プシュッと開けて。そしたら自然に汗が出てくるし、酔っ払って、いいテンションになって。無心で相撲を取れた。“昔は日本酒を飲んで土俵に上がった人もいた”と聞いたことがあった。相手には失礼な話かもしれないですけど…」。験を担いで、取組のたびにビールで自らにカツを入れて4連勝。次の九州場所で十両に復帰した。

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