元嘉風の「中村部屋」新天地は旧陸奥部屋の跡地 国技館から“最も遠い部屋”が“最も近い部屋”に
2024年06月03日 14:55
相撲
![元嘉風の「中村部屋」新天地は旧陸奥部屋の跡地 国技館から“最も遠い部屋”が“最も近い部屋”に](/sports/news/2024/06/03/jpeg/20240603s00005000413000p_view.webp)
二所ノ関部屋は国技館から直線距離で約48キロ。所要時間は電車を乗り継いで約1時間半だった。中村部屋は、力士たちが出入りする国技館の南門から直線距離で約130メートル。信号に引っかからなければ2分以内に着くことも可能になった。
この日は軽トラック4台分の荷物が到着し、親方も含めみんなで力を合わせて荷物を新しい部屋へ運び入れた。中村親方とともに転籍したのは、幕内・友風(29)、新十両昇進が決まった嘉陽(24)、幕下・宮城(25)、三段目・阿龍(21)、龍王(30)、西田(19)、和氣の里(30)、加藤(18)の力士8人と、呼出・禄郎(49)、床山・床香澄(15)の計10人。中村親方は「自分の独立を待っていてくれた弟子もいる。自分なりの相撲部屋を作って、強い力士を育てるのは当然だけど、人に憧れられるような力士を育てたい。相撲を通じて自分も日々成長していきたい」と抱負を述べた。
かつて所属していた尾車部屋の閉鎖から2年3カ月。「二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)にお世話になっていろいろなことを学ばせてもらって、部屋を持ちたいという気持ちも強くなった。まずは二所ノ関親方に感謝しています」。さらに、現役時代の師匠である先代尾車親方(元大関・琴風)に対しても「独立する時にお力添えをいただいてこうしてスタートが切れた」と感謝の思いを語った。
今後はスカウト活動にもより一層力を入れる。「関東近郊の大会には行きたい。地元で“嘉風相撲大会”も継続的にやっていく」と有望な少年たちを勧誘しに全国へ出向くつもりだ。また「相撲をやっていない子、スポーツ経験のない子を預かって育てるのも楽しみ。相撲の競技人口を増やして相撲の魅力を発信したい」と大きな夢を描いた。
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