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リーグワン神戸、19年6月から始まった「見守り隊」活動 小学生のエールにFB井関「優勝を届けたい」

2024年06月03日 16:25

ラグビー

リーグワン神戸、19年6月から始まった「見守り隊」活動 小学生のエールにFB井関「優勝を届けたい」
神戸市立灘の浜小学校を訪れた(前列左から)井関、船曳、福西、高橋ら神戸の選手、スタッフら Photo By スポニチ
 ラグビー・リーグワン神戸の選手やスタッフらが3日、神戸市立灘の浜小学校を訪れた。
 19年5月に川崎市で発生した無差別殺傷事件を契機に、神戸製鋼所では同年6月5日から本社があるHAT地区の小学校(なぎさ小学校と灘の浜小学校)で社員らが児童の通学を見守ってきた。チームの選手やスタッフもオフ期間の毎週水曜日に活動に加わり、かつてはニュージーランド代表SOダン・カーターも参加した。

 この日も午前8時前からFB井関信介、FL福西隼杜、PR高橋陽大、WTB船曳涼太の4選手らが横断歩道で旗を持ち、児童の通学を見守った。灘の浜小学校は21年4月に開校。それ以来、継続して見守り活動をしてくれている地域の人々や神戸の選手、スタッフ、社員らが朝礼に招かれ、児童らから感謝を伝えられた。

 「自分たちは街のために、神戸のために戦っている気持ちがある。(見守り活動は)地域の人たちを代表して戦っていることを強く実感できる機会でもある」と井関。実際に、朝の見守りをしている時に挨拶だけでなく「試合見ているよ」と児童から声を掛けられ、元気をもらうこともあるという。

 今季はレギュラーシーズンで5位となり、あと一歩でプレーオフ進出を逃した。頂点への思いは強く、井関は「チャンピオンにならないといけない自覚がある。(リーグワン時代の)18年度以来、もう一度チャンピオンになれると思っているし、神戸市の皆さんに優勝を届けたい」と言葉に力を込めた。

 継続して指揮を執るデイブ・レニーHCのもと、チームは8月下旬に始動予定。既に多くの選手は自主トレを始めており、来たるべき新シーズンに備えている。

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