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笹生優花 五輪代表争いで日本勢トップに浮上 東京五輪はフィリピン代表 異例の2カ国で2大会出場へ

2024年06月03日 08:26

ゴルフ

笹生優花 五輪代表争いで日本勢トップに浮上 東京五輪はフィリピン代表 異例の2カ国で2大会出場へ
リーダーズボードの前で優勝トロフィーを掲げる笹生優花(AP) Photo By AP
 【米女子ゴルフツアー 全米女子オープン最終日 ( 2024年6月2日    米ペンシルベニア州 ランカスターCC=6629ヤード、パー70  )】 首位と3打差から出た、笹生優花(22=フリー)が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算4アンダーで21年大会以来となる米ツアー2勝目を飾った。大会複数回優勝は16人目。メジャー2度の制覇は日本人初めての快挙となった。
 鮮やかな逆転劇だった。上位陣が伸び悩む中、後半は首位と3打差を追いかけてスタート。13番のバーディーで単独首位に立つと、15番で2メートルのバーディーパットを沈め後続を突き放した。16番パー4では1オンに成功し、2パットでバーディー。18番では花道から寄せて、最後のパーパットを沈めると静かに拳を握った。

 メジャー優勝でパリ五輪日本代表への道はくっきりと見えた。大会前、代表争いは日本勢4番手だったが、今大会の優勝で100ポイントが加算されるため一気に日本勢トップに浮上する見込み。今月24日付の世界ランクで上位2人に入れば、五輪切符を手にすることとなる。

 21年東京五輪にはフィリピン代表として出場。日本人の父とフィリピン人の母を持つ笹生は、日本の国籍法で22歳までに選択する必要があり、東京五輪出場後に日本国籍を選択した。このままいけば、フィリピン代表と日本代表で異例の2カ国で2大会出場となる。

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