24歳・佐藤幸が逆転V 地元札幌で今季W杯2勝目 「僕がいい風を全部持っていった」
2020年02月02日 05:30
ジャンプ
「僕がいい風を全部持っていった(笑い)。フェアではなかったが、ファンの皆さまが喜んでくれたことが一番良かった」。スタートゲートが極めて低く設定され助走距離が短いため、風も必要となる過酷な試合を制した。前日までは「大倉山は苦手」と語ったが、「優勝しても、好きになるまでは…」と苦笑いした。
31日の予選までは空中でのスキーのバラつきが気になっていたという。前夜に右のスキーの留め具を替え、しっかりといい風を捉えた。「地元で勝って自信になるはず」と所属先の岡部孝信コーチ。エース小林陵に引っ張られて若手が躍進する日本チームに、新たなスター候補の誕生となった。
◆佐藤 幸椰(さとう・ゆきや)1995年(平7)6月19日生まれ、北海道石狩市出身の24歳。小2からジャンプを始める。石狩花川中3年で全国中学優勝。札幌日大では史上初のインターハイ3連覇を達成した。14年に雪印メグミルク入社。19年12月にW杯初優勝。1メートル61、53キロ。
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