結論先送りに苦しむ高3アスリート 迫りくる決断の夏
2020年05月13日 09:15
スポーツ
たとえ6月から学校が再開しても、ブランクを埋める準備期間に1カ月は必要。さらに新型コロナウイルスの第2波を考えると、早期の大会開催は現実的ではない。岩手県高体連の佐藤理事長は「感染状況もあるが、スケジュール面を確保できるか。3年生は進路の準備も始まるので…」と、頭を抱えている。
そんな中、北海道高体連は苦渋の決断を下した。代替大会は行わないと即座に発表。同連盟の平野会長は「(選手に)期待を持たせることは良くない」と説明した。難しい判断だったと思う。ただ、結論を先延ばしにされるより、選手も踏ん切りが付いたのではないか。
最近では、秋から新学年が始まる「9月入学案」も挙がっている。決して、議論することが悪いことだとは思わない。ただ結論を先延ばし、期待を抱かせた挙げ句、「開催できませんでした」では酷すぎないだろうか。引退か、続行か。決断の夏はもう迫っている。(清藤 駿太)
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