FAVゲーミングが雪辱のアジア王者 2020クラロワリーグ イースト
2020年05月31日 17:30
スポーツ
勝ち抜き戦の第1セットを先制すると、トリプルドラフトの第2セットには主将のけんつめしが出陣。今シーズンはトリプル戦に特化して磨いた高度な読みを存分に発揮して、王手の勝利をもぎ取った。最後の1v1の第3セットは、韓国からやってきた新エースのXボウが満を持して登場。メガナイトとラムライダーを軸とした同じデッキで2ゲーム連取して、チームの栄冠をたぐり寄せた。
新型コロナウイルスの感染予防のため、異例づくしのルールとなったシーズン。日程は約2カ月間でリーグ8チームの総当たり戦とプレーオフという短期決戦になり、対戦はすべてオンラインで実施された。1試合ごとの勝敗が重い重圧のかかる連戦を、FAVは最後まで駆け抜けた。
1v1の勝率70・6%をマークして、移籍1年目のFAVでMVPの個人タイトルも手中に収めたXボウ。優勝を決めた後にはコメントを発表した。「MVPをずっと欲しくて追いかけてきました。やっと選ばれた瞬間、うれしくて泣いてしまいました」。いつもクールな表情とプレーで魅了するアジアを代表するエースが、仲間に囲まれた輪の中でそっと歓喜の涙をぬぐった。