女子ゴルフツアーついに25日開幕！渋野、練習Rで池ポチャも笑顔　仕上がりは「15％」!?

2020年06月24日 05:30

ゴルフ

　女子プロゴルフツアーの今季初戦となるアース・モンダミン・カップは25日、千葉県のカメリアヒルズCCで開幕する。昨年の全英女子オープン覇者、渋野日向子（21＝サントリー）は23日に会場入りし、9ホールの練習ラウンドを行った。ツアー初出場だった一昨年はホールインワンを達成。昨年は全英切符を手にした思い入れの強い大会で新シーズンのスタートを切る。

　人生の転機となった場所に、1年ぶりに帰ってきた。「検温済」と記された丸いシールを左袖ではなく、右ふくらはぎに貼って周囲の笑いを誘うなどリラックスムードでスタート。笠りつ子らとともに、9ホールの練習ラウンドを終えた渋野がいよいよ開幕を迎える。

　「考えていたのとは全然違う一年になってしまいましたけど…。アース・モンダミンは思い出深い試合。過去の2年間よりも、もっと良い状態で臨めると思います」

　検温を終えてマスク姿で会場入りすると、まずはPCR検査に臨んだ。結果が分かるのは24日だが「安心できる。やってもらって良かった」。1番から練習ラウンドを開始。18年にホールインワンを達成し、賞金600万円を獲得した9番では2球打って2打目が池にポトリ。それでも「4日間の中で2回は絶対（池に）入るって思ってるんで。今回1球入れたので、ちょっと楽になったかな」とポジティブに捉えた。

　前日のトレーニングの影響もあり、筋肉痛が残っている中でのプレー。「今日は…へなちょこでした」と笑い、今の仕上がりは「う～ん15％！」と自己採点は低めだが、あくまでも練習日のことだ。

　目標とする米ツアー参戦を見据え、このオフはアプローチを強化。溝がつぶれてウエッジが6本も使い物にならなくなるほど練習を積んだ。ロブショットから転がしまで、バリエーションを増やすべく取り組んできた。この日もグリーン周りを入念に確認し、「このオフで頑張ってきたことを生かせるように」と手応えを口にした。

　昨年は4位に入り、全英女子オープンへの出場権を獲得した今大会。「この試合から2020年が始まる。予選通過をしたら、思い切り頑張ろうって感じです」。世界への扉を開いた思い入れのある場所で、112日遅れの幕開けを迎える。　