渡辺彩香 プレーオフ制し5年ぶり復活V、1ホール目で鈴木愛下す「長かった、ですね」

2020年06月29日 15:24

ゴルフ

渡辺彩香 プレーオフ制し5年ぶり復活V、1ホール目で鈴木愛下す「長かった、ですね」
<アース・モンダミン・カップ最終日>プレーオフを制しての勝利にガッツポーズの渡辺(Getty Images/JLPGA提供) Photo By 提供写真
 【女子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ最終日 ( 2020年6月29日    千葉県・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72 )】 悪天候のため28日に予定していた最終ラウンドが順延となった国内女子ゴルフツアー今季初戦のアース・モンダミン・カップは29日、最終ラウンドが行われた。渡辺彩香(26=大東建託)が今大会3度目となるプレーオフを1ホール目で制し、5年ぶりとなる復活優勝を果たした。15年11月の樋口久子Pontaレディース以来の通算4勝目。優勝インタビューにのぞんだ渡辺は、「長かった、ですね。ここ2、3年は苦しかったので…。回りの人が自分を信じてくれてうれしかった。それに応えられて、よかったと思います」と涙を拭った。
 4打差の4位から出ると5バーディー、1ボギーの68とスコアを伸ばしてホールアウト。通算11アンダーで並んだ昨季賞金女王の鈴木愛(26=セールスフォース)との一騎打ちとなった。渡辺は18番パー5で行われたプレーオフで、第3打をピン右上2メートルにつける。鈴木はバーディーパットを外し、先にパーをセーブ。決めれば優勝という下りの2メートルのバーディーパットを沈めた渡辺は、左手に握ったパターを突き上げた。プレーオフに入るまで「ボードを一切見ていなかった」と言い、「ショットが4日間通して良くて、今日が1番良かった」と振り返った。

 15年には獲得賞金賞金1億円を突破し、賞金ランク6位に入った。だが、18年に6年ぶりに賞金シードを失うと、昨季は同ランク115位と苦しんだ。昨年のQTで19位に入り、今季の出場資格を獲得。そして、開幕戦での復活優勝へとつなげた。今後について問われると、「東京五輪に向けて頑張りたいと思っていた。苦しい道のりですけど、頑張りたい」と自信に満ちた顔で言った。

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