寺内健がコロナ陽性 五輪内定選手初の公表 39歳飛び込みレジェンド感染予防徹底も…
2020年08月04日 05:30
飛び込み
2日から入院中で、発熱や味覚異常などの症状があるという。寺内は6月、本紙の取材に「まずはコロナの収束に貢献することが第一。感染しない、させないことを意識して生活しています」と語っていた。ミキハウスは直近2週間の行動履歴を確認したが、練習以外の外出は最低限にとどめていたという。
寺内が拠点とするJSS宝塚には東京五輪代表に内定している荒井祭里(19)、メダル獲得の期待の懸かる玉井陸斗(13)ら複数の有力選手が在籍。チームメート4人は7月30日の練習を途中で切り上げ、自宅待機中。症状が出ている選手はいないが、全選手が3日にPCR検査を受け、結果を待っている状況だ。
東京五輪の延期がなければ、本来、大会真っただ中の時期。五輪を目標に掲げる多くのアスリートが練習拠点とする味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で感染予防を徹底するなど“ウィズコロナ”対策に細心の注意を払ってきただけに、衝撃は大きい。五輪選手の感染は、選手村での予防対策など大会運営の構想にも影響が及びそうだ。
【寺内陽性公表まで】
▼7月23日 オフ。終日自宅で過ごす
▼同24日 プールで練習。練習後に知人1人と接触する
▼同25日 せきの症状が出る。自宅待機
▼同27日 37.2度の発熱
▼同29日 発熱の症状が収まる
▼同31日 PCR検査実施
▼8月1日 PCR検査で陽性判定
▼同2日 入院。発熱し、倦怠(けんたい)感、味覚・嗅覚の異常が出る
▼同3日 陽性を公表
◆寺内 健(てらうち・けん)1980年(昭55)8月7日生まれ、兵庫県宝塚市出身の39歳。生後7カ月で水泳を始め、小学5年時に飛び込みに転向。此花学院高―甲子園大―甲子園大大学院―ミキハウス。08年北京五輪後に一時引退し、会社員として水着の販売や企画を担当した。10年に現役復帰。16年リオデジャネイロなど過去5度の五輪に出場。1メートル70、69キロ。血液型A。
おすすめテーマ
2020年08月04日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
西地区でレイカーズの第1シードが確定 デービス42得点 グリズリーズは4連敗
-
橋本聖子五輪相 五輪・パラ日程正式決定に「現実的に開催をイメージしながら励めるのでは」
-
ゲームが原点のフェンシング太田会長、eスポーツとのコラボに意欲
-
データで見る八村の第44戦 0秒18の“ズレ”の中に見たディフェンスの課題
-
八村は2試合連続の9得点 ウィザーズはペイサーズにも敗れる オーランドでは6戦全敗
-
照ノ富士 優勝額「増やしたい」表彰式時に見上げた2階席 次なる視線は再び未来へ
-
【荒磯親方 7月場所総括】照ノ富士の精神的強さ 正代、御嶽海、大栄翔“朝乃山効果”で次期大関に名乗り
-
芝田山広報部長 今後もコロナ感染者出たら抗原検査 千秋楽一夜明け2人発熱も陰性
-
寺内健がコロナ陽性 五輪内定選手初の公表 39歳飛び込みレジェンド感染予防徹底も…
-
東京パラ会場&競技日程発表 コロナ対策で時間変更も
-
五輪延期で保険適用交渉 追加経費の貴重な財源
-
有森さん慎重、為末さん楽観… 東京五輪開催可否に持論
-
瀬戸大也 モチベ維持に苦悩…五輪延期で揺れる心境吐露
-
Vリーグ2部ヴォレアス北海道・越川 昇格へ闘志「結果を出すことが役目」
-
河本、米自己最高4位 米女子再開初戦で確かな手応え
-
英莉花 「しょぼしょぼ」70位発進も…今季初有観客に「うれしかった」
-
松山20位終戦 ショットは復調「忘れている部分、少し見つけられた」
-
国内女子第3戦ニトリL 賞金総額2億円に増額
-
セーリング日本代表 五輪会場合宿“地の利”ある
-
柔道女子日本代表 素根輝が母校に「感謝」 環太平洋大退学
-
池江璃花子所属の日大水泳部、男子部員がコロナ感染
-
スポクラ・リード W杯今季初戦に選手派遣なし