車いすラグビー池 東京パラ開催なら「コロナの不安を払しょくする素晴らしいプレーを」

2020年08月04日 15:26

ラグビー

車いすラグビー池 東京パラ開催なら「コロナの不安を払しょくする素晴らしいプレーを」
オンライン会見に参加した池
 車いすラグビー日本代表は4日、オンラインで報道陣の取材に応じた。7月18~24日まで、約5カ月ぶりに強化合宿を実施。新型コロナウイルスの感染リスクを鑑み、関東在住の選手のみで行われた。主将の池透暢(40=日興アセットマネジメント)は高知県在住のため合宿をリモートで見守り、「参加はできなかったが、地元でトレーニングを積むモチベーションになった」と語った。今月17日からも1週間の合宿が計画されており、池も参加予定。「今は激しいコンタクトの練習ができない状態なので、思い切り動けることが楽しみ」と笑顔を見せた。
 渡航制限により、合宿中は米・アラバマ州の自宅からリモートで参加したケビン・オアー監督。「久しぶりに選手の動いている姿を見れてよかった。合宿も徐々に強度を上げていく予定だったが、1日半を過ぎたころには通常のゲーム形式の練習ができたし、想像以上に状態がいい」と評価した。合宿中はウェブ会議システム「Zoom」と「YouTube」の両方を用いて指導。14時間の時差もあり1度、米国の早朝4時にミーティングが設定され寝過ごしたハプニングも明かした。

 2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックで銅メダルを獲得し、18年の世界選手権で優勝。東京パラリンピックで悲願の金メダルを目指し、突き進んできた。池は「来年開催されるかの不安もあるが、どういう結果になっても振り返ったときに精一杯やって来た、と思えるよう練習したい。開催されるのであれば、コロナの不安を払しょくするくらい素晴らしいプレーを見せたい」と決意を口にした。

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