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【女子ソフト連載・監督に聞く(2)】伊予銀行・秋元理紗監督

2020年08月25日 12:00

ソフトボール

【女子ソフト連載・監督に聞く(2)】伊予銀行・秋元理紗監督
伊予銀行・秋元理紗監督(C)公益財団法人日本ソフトボール協会 Photo By 提供写真
 《最後まで諦めない“逆転の伊予”》
 ―昨シーズン(5勝17敗の11位)を振り返って。
「1点差で負ける試合が多かったが、内容を見ると上位チームにくらいつくのが精いっぱいで勝ちきるところまでまだ力が足りなかった。世代交代の年で特に内野は新しい選手が多く、守備でのミスがあった。投手はその中でよく踏ん張ってくれた」

 ―今年のスローガンは『Vamos!(スペイン語で「いけ!」) VERTZ!!』
「やるぞ、いくぞ!という勢いのある言葉。とにかくやろう、前に進むんだというイメージ。日頃からみんなが言葉に出している」

 ―新型コロナウイルスによる自粛期間をどう過ごしたか。
「緊急事態宣言時は時間を分けて3グループで体作りをメーンにやっていた。与えられた時間の中で、自分で考えて必要なことに取り組んでいた」

 ―新型コロナウイルスがシーズンに与える影響は。
「うちはベンチワークや勢いの部分が大事なチームになるが、そういった持ち味がガイドラインにそってやっていると例年のようには出せないので何か工夫が必要だと感じている」

 ―注目する野手は。
「内野は正木、捕手の二宮、外野は松成が中心となる。あとは樋口にも期待している。吉田は身体能力が高く、足も速い。去年の自分の打席をしっかり振り返って、それぞれの良さを発揮してほしい」

 ―注目する投手は。
「庄司と山口。丁寧に制球良く、変化球を交えて配球を考えながら打者をなんとか抑えていってほしい」

 ―新戦力で注目は。
「力のある選手が多く入ってきた。長打力のある本間、安川、佐々木らに期待している。高卒の近藤、吉金もパンチ力がある。居内、黒木の投手陣もおもしろいと思っている」

 ―オフに取り組んできたことは。
「体を一回り大きくするようにトレーニングを多くした。昨年は内野の頭を越せない打球があった。長打が少ないのでそこを磨いてきた」

 ―後半戦だけになる今季の具体的な戦い方は。
「試合数が少ないので、トーナメント一発勝負で負けたら終わりという感覚でいかないといけない。昨年の入れ替え戦では最終回2死から逆転して残留できた。一つのアウトの重さをあらためて感じた。今年は1点、一つのアウトにこだわって接戦をものにしたい。対戦相手、試合展開で使う選手が変わっていく。調子のいい選手をどんどん使っていこうと考えている」

 ―今季から決勝トーナメントが1枠増えて5チームになった。
「枠が一つ増えるだけでありがたいと思っている。決勝トーナメントを目指していきたい」

 ―最後にファンへのメッセージを。
「ベンチワークが売りで予期せぬプレー、おもしろい試合をするチーム。最後まで何が起きるか分からない粘り強い戦いをするので、そのあたりを期待して楽しんで見ていただきたい」

 ※伊予銀行・吉田愛純選手へのインタビュー動画は、弊社YouTube公式チャンネル「スポニチチャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCCDmd01WsuFBF8n3yMjHQ1A)において8月25日正午頃、公開予定です。

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