羽生結弦、4回転半を練習「大事にしなきゃいけないものは、やっぱりアクセル」
2020年08月25日 17:40
フィギュアスケート
3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)は中止に。「世界選手権がなくなった時は、モチベーションの喪失感みたいなのも、もちろんありましたし、逆にホっとしたという気持ちもすごくありましたし。試合に出るのも怖かったんですよ、あの時は」と当時の心境を打ち明けた。
細心の注意を払いながら、練習に臨んでいる。「何するにしても、あ、これ大丈夫かな、とか、あれ大丈夫かな、っていうことを常に脳裏にちらついているっていうか。練習にしっかり集中できないっていうのはありますね。スケート入る時にエッジケース外しておでこにつける。ああいうのも結局、もう床にすごい触れちゃっているので、すごい気をつけたりとかもしなきゃなと思ったりとか。この状況下の中では怖いと思う」と話した。
変化を求められる日々の中で、羽生はクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の習得を目指して前進している。「自分が一番、今スケートをやっていて大事にしなきゃいけないものは、やっぱりアクセルだなって思っていますし、ある意味、この時間は原点に帰って、今まで自分が多くの先生に習ってきたことを考え直しながら練習できる時間にはなっているかなと思います」。原点回帰で人類初の大技成功を見据える。
新シーズンについて「本当に始まるのかな、始まらないのかなっていう気持ちもなくはないですし」と正直な胸の内を明かすが、全力で舞い、全力で表現するために準備を進める。「早くみなさんの前で思い切って、本当に、少しの不安もなく、少しの心配もなく、自由に演技して、自由に声を出して、自由に笑える、自由に泣ける、そんな日が来ることを願っています」と締めくくった。
おすすめテーマ
2020年08月25日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
米ウィスコンシン州のプロスポーツ・チームも猛抗議 警官の黒人への発砲に不快感
-
日本トップ選手の新国立の感想は? 観客目線の快適さにも注目
-
大坂なおみ 約半年ぶり実戦で白星 世界26位ムチョバに逆転勝ち
-
渋野、世界ランク14位に 畑岡は7位
-
上田桃子、34歳の経験生きる メジャー“自己最高”6位フィニッシュ
-
今年もシンデレラ!世界304位ポポフV「数週間前は夢にも見なかった」
-
【服部道子の目】世界ランク304位のポポフの勝因は…背筋の強さと切れ
-
畑岡奈紗、日本女子プロ選手権を欠場へ 米メジャー出場を優先
-
松山、前日の勢いに乗りきれず29位「思うようにプレーできなかった」
-
横綱・鶴竜、右肘の回復は順調「できれば出稽古を認めてほしいな」
-
芝田山広報部長 出稽古解禁は「非常に難しいんじゃないか」
-
東京パラリンピック開幕1年前…スカイツリーが3色に特別ライトアップ
-
東京五輪の聖火、9・1から一般展示 観覧は事前予約制に
-
7人制ラグビー男子・合谷 自粛期間中に自宅トレスタート
-
関東大学ラグビー、来月10日前後に日程などを発表
-
元ダイエーの松中信彦氏 ハンドボール日本リーグのアンバサダーとしてSNS発信など意欲
-
108ホールチャレンジ 上野千津美さんが初日36位からトップに