“女ウッズ”19歳の笹生優花 史上3人目の10代2戦連続優勝狙う
2020年08月27日 05:30
ゴルフ
日本とフィリピンで育ち、3カ国語を話す国際派。2週前のNEC軽井沢72で史上7番目の若さとなる19歳57日でのプロ初優勝を果たした際には、米国やタイなど計6カ国から祝福のメッセージが届いたという。初優勝時には赤黒のウエアに加え、同組の藤田さいきに「ウッズさんと回ってるみたいだった」と称されたことから「女タイガー」と話題に。この称号について「タイガーって言われるのは凄くうれしいです」と声を弾ませた。
ただ、初Vの余韻に浸っているわけではない。今大会はアマチュア時代の17年に出場して予選落ち。21日にはすでに北海道入りし、この日も18ホールを回って最終調整。「今週はまた違うゴルフになる。油断できないコース。ティーショットが大事になってくるのかなと思います」。ツアー屈指の難コースを前に、そう気を引き締めた。
10代での2大会連続優勝となれば1988年のツアー制施行後では05年の宮里藍、17年の畑岡奈紗に続く史上3人目。さらに、プロ初優勝からの2大会連続Vも史上4人目の記録となる。「また新しい週。まずは予選を通過して、楽しくプレーをしたい」。自然体で、でもウッズのように新たな記録に挑む。
◆笹生 優花(さそう・ゆうか)2001年(平13)6月20日生まれ、フィリピン出身の19歳。通信制の代々木高在学中。日本では5歳から8歳までの4年間を過ごした。8歳でゴルフを始め、18歳時にフィリピン代表として出場したアジア大会で個人・団体ともに金メダル獲得。昨年のプロテストに18位で合格し、プロ4戦目、国内プロ2戦目となったNEC軽井沢72で初優勝。名前の由来は「優しく育ってほしい」。得意クラブは1Wで平均飛距離260ヤードを誇る。家族は日本人の父とフィリピン人の母、妹と弟3人。日本とフィリピンの両国籍を持つ。1メートル66、63キロ。
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