男子エペで“選手じゃない”坂本が日本一王手「なんでですかね」

2020年09月19日 18:32

フェンシング

男子エペで“選手じゃない”坂本が日本一王手「なんでですかね」
引退しているはずなのに男子エペで決勝に進出した坂本 Photo By スポニチ
 【フェンシング全日本選手権第3日 ( 2020年9月19日    駒沢体育館 )】 男子エペで36歳の坂本圭右(自衛隊)が26日の決勝に進出した。「ここまでいけること自体、想像していなかった」と言うには理由がある。「昨年、引退して、今大会は引退試合で、選手ではない」と自身の立場を説明した。日本協会の選手登録は残っており、国内ランキング5位で上位16人が出場できる今大会のピストに立った。
 既に自衛隊で近代五種のフェンシングコーチとして活動しており、実戦形式の練習は教え子と週1回程度。予想外の快進撃の理由を問われると、「なんでですかね、僕が聞きたい」と話した。

 過去3度の日本一を誇る実力者。宇山賢(28=三菱電機)と対戦する26日の決勝へ「もう、よく頑張りました。満足です」としながら、「勝つか負けるかはどうでもいいので自分のスタイルを貫きたい」と闘志を高めていた。

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