翔猿が描いた幼少時からの成長曲線 恩師が語る「ヤンチャだったけど、相撲は真面目だった」
2020年09月27日 23:22
相撲
自宅から稽古場まで自転車で1時間。当時は野球と水泳も習っていたが、どれかをおろそかにすることはなかった。体調不良で学校を欠席したのにも関わらず、夕方の稽古に参加して怒られるほど。「ヤンチャだったけど、相撲は真面目だった」と話す恩師の言葉通り努力は実を結び、中学3年の全国団体戦で先鋒として初優勝。努力の末の成功体験が、今の翔猿の原点とも言える。
入門後、伸び悩んだ時期もあった。十両で足踏みしたものの諦めず、厳しい稽古の末に1世紀以上ぶりとなる記録の扉の前に立った。佐久間氏は「番付通り。力の差はあるから」と話すも、続けて「これまでは、前に行っても土俵際ですぐ引いてたでしょ。今は前に出られる力がある」。大一番で正代相手に一歩も引かず、2度も追い込んだ姿に並々ならぬ努力を感じた。
翔猿が小学6年に上がる頃、佐久間氏は何気なく将来について聞いたという。野球か水泳か、それとも相撲の道に進むのか。ただ、翔猿は即答した。「相撲をやります」。好きこそ物の上手なれ――。確かな成長曲線を描いてきた28歳は、まだまだ成長のカーブを伸ばし続けるはずだ。
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